その昔、イタリア映画で邦題がそのまま”刑事”と言う名作があった。”アモーレ・ミオ”と歌うアリダ・ケッリの哀愁を帯びた歌声が世界中で大ヒットした事からこの主題歌が先行している気がするがピエトロ・ジェルミが二刀流どころか三刀流を演じた忘れられない作品だ。
その刑事だがこの所、WOWOWやAXNミステリーチャンネルで文字通り各国の刑事さんが大活躍している。
ミステリードラマで厳密にはFBIの捜査官なので所轄の刑事さんとは違うが紅一点で活躍しているのが”クラリス”だ。無論、”羊たちの沈黙”のスピンオフだがこれまで７話まで行ったがどうにも”画像が暗い”、、どんな野外の場面でもカメラにフィルターが掛かった雰囲気で殺人現場がより実写っぽい、雰囲気を出しているのは判るがクラリスの内面的な描写が多くてこれからも続けて見るか迷っている。
こっちは本場イギリスの刑事さんで”主任警部アラン・バンクス”だ、。なかなか骨太の刑事で部下に二人の美女刑事さんを従え殺人事件の捜査にあたっている。結局シーズン５まで全部を一気に見てしまった。
そしてこれは”刑事ダルグリッシュ”、同じくロンドンで時代設定が６０年代後半、鋭い洞察力で事件を解決していくオーソドックスな刑事さん、捜査現場へ駆け付けるのは何時もマイカーのジャガーEタイプ、コイツが何ともカッコ良い、。もう配信されているシリーズは殆ど見終わっているがこれは新シリーズがあるなら継続して見たい。
こっちの刑事は現在WOWOWで配信中だが”ホワイトチャペル”に登場して来るチャンドラー刑事、上司に絶対の信頼を受け所轄へやって来たキャリア組だが当初は他の刑事に煙たがれ拒絶反応まで起こされるが次第に頭角を現し、官僚路線一本やりだったのが次第に奇怪な殺人事件捜査にのめり込んで行く、、しかし作風がかの秀作、”セヴン”（ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン版）に似ていて怪奇殺人ばっかりなのでチョイとうんざり気味だ。それでもシーズン４まで来ているが１話をどうするか迷っている、。最初を見れば絶対に止められなくなるのは自分でも良く判っているのだ。
”刑事ボッシュ”はそもそもアマゾンで配信されてて契約するきっかけになったアメリカの刑事モノだがこれはやはり原作者のマイケル・コノリーの影響か強く一番のお気に入りである。既に全シリーズが終了しているのでもし新シリーズが制作されるのであれば待つっきゃない、。
これら以外に”シェットランド””刑事マシュー・ベン”やら”ヴェラ～信念の女警部～”もあるのだがやはり期待する真打は”刑事モース”じゃなかろうか？イギリスのオクスフォードと言う大学街を舞台にした犯罪捜査ものだがモース刑事の推理力と判断力には何時も感心している、、無論それらは脚本の良さに尽きるのだが、。
これら以外にもフランスの絶景を背景にしたミステリーもの、これには毎回美人刑事が出て来るしデンマークや北欧の刑事モノやイタリアの刑事さんもいる。マジョルカ島を舞台にした刑事モノだってあるのだ。全部これらは字幕版オンリーで放送されているが吹き替え版ってのもあるしネタは尽きないようだ、。
