”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”グリーンランド - 地球最後の2日間”(20年)

地球が宇宙から飛んでくる流星群によって壊滅するってお話で人類は宇宙へ向かって飛んで行きそれを爆破する事も出来ずひたすらグリーンランドに作られたと言う地下シェルターへ向かって選ばれし人間たちが押し寄せるってお話だった。

主演のジョンはジェラルド・バトラーで設計技師役、将来的には必要とされる業種の専門家なので腕にはシェルターへ収容される為の許可証を巻いている。その彼は三人家族、最初は南部のアトランタからスタートして遥か遠くのグリーンランドを目指して苦難の道のりを行くもので道中よからぬ奴らに娘が誘拐されたりクルマを強奪されたりと散々な目に合いながらも避難先のグリーンランドへ辿り着く。

 

 

まあデザスターパニック映画だが飛んでくる翠星を排除する事がメインテーマじゃなくて邦題にあるように”最後の2日間”を描いている。全編CG仕立てで地球の各都市に飛来し破壊されてしまった街並みが全編通じて流されるがこうなるともう希望もナニもなりゃしない。選ばれし人達が如何に時間内にグリーンランドへ辿り着けるかが焦点で余り最後の時間を有意義に過ごそうとかと言う内容ではなかった。

もう少し内容のある映画だと思ったがこれじゃ脚本は不要かも、、ジョンが家族とはぐれながらも奥さんの実家でその父親、スコット・グレンと逢ったりする場面はあるが結局爺さんはそのまま残してクルマだけ拝借して北を目指して出発してしまうのだ。もう少し掘り下げた演出でも良かったのだが、。

恐らくこれはコロナ禍の影響もあるんだろうがハリウッドのメジャープロダクションが劇場公開を目指して作っているようには思えない。資金力の乏しいプロダクションが手掛けられるのは初めっから有料配信を目論んで作られた映画が中心じゃなかろうか?

テレビ映画の延長って事ならそれでも良いのだが、、