”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

マーロウ (22年)

邦題は未だ未定らしいがずっと待ってたリーアム・ニーソンが私立探偵”フィリップ・マーロウ”に扮する映画がアメリカでは来週かに公開される事になった。原題は”Marlowe"だけだが過去にはハンフリー・ボガードロバート・ミッチャムやらジェームス・ガーナー等も演じていた。私立探偵ってのは何故か断然イギリスよりアメリカの風土にマッチしている。

それも多くが離婚経験者、アル中、元警察官、金欠病、、って共通する項目がありリーアムが過去に演じたマット・スカダーだって全く同じ設定のなかで美女の依頼を受けて失踪人捜査になるのが定番だ。それに無類のハードボイルドな性格で正義感が強く女性には弱いのが特徴である。

映画”チャイナタウン”で私立探偵、ジェイク・ギティスを演じたジャック・ニコルソンは限りなくこのマーロウ像に重なっていたものだが、。

 

まあそんな背景もあるのだが初めて予告編なるモノを拝見して見たら、何と其処には強いブライアン・ミルズがFBIを相手に大立ち回りを演じていた。ナンか違うんだな、、フィリップ・マーロウは拳銃だって普段は持ち歩かないし、必要最低限に使うだけ、そんな腕利きのスーパーマンじゃないのだ。

もっとも地味で請われて危険も冒すがあくまでも地道に依頼者の意向を受けて最良の結果報告をするのが彼なりの流儀でそれがFBIに疎まれ犯人扱いされ無実の罪で逃走するってのはドクター・キンブルじゃないか?まだ全編を見た訳じゃないがこの予告編からは本来のハードボイルドな私立探偵像が浮かんで来ない。

まだ公開されていないのだが事前に視聴したIMDbファンからの評価もさほど高くなさそうでこよなく孤独で前時代的、私立探偵像を愛するボクの予測していた映画とはかけ離れている気がする。他の配役はダイアン・クルーガー以下ジェシカ・ラングも出ているようだが、、。

 


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