”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”マクドナルド&ドッズ 窓際刑事ドッズの捜査手帳”(20~22年)

原題は”McDonald & Dodd”だけで窓際とか捜査手帳は何処にもない。本国イギリスで放映開始されたのが2020年でこれまでシーズン1が2話、シーズン2が3話、そしてシーズン3が3話からなる本格犯罪捜査ものだ。

主役の二人にジェイソン・ワトキンズ(ドッズ)とタラ・グヴェイア(ローレン・マクドナルド)が扮していてドッズは11年振りに捜査に復帰した窓際万年巡査部長刑事で一方の女敏腕警部はロンドンからやって来た上昇志向丸出し刑事。

この二人が絶妙なコンビ振りで難事件を解決して行くもので背景はバースと言う世界遺産にも登録されている風光明媚な市だ。元ネタを英国で大ヒット請負人でもある制作陣が取っていてこれまでに制作された”ヴェラ~信念の女警部~”、”シェットランド”、”主任警部 アラン・バンクス”、等の脚本家が務めている。

今回はシーズン3の1話が放映されている。タイトルは”ベルベディーア”(お屋敷名)で以下こんな感じ、、;

 

 

公園で若い女性が微笑をたたえて死んでいるのが見つかった。身元さえも分からない中、マクドナルド警部とドッズ巡査部長たちチームは現場の状況と目撃証言から手掛かりをつかもうとする。マクドナルドは事件当日に犠牲者を市庁舎で見たことを思い出し、そこで講義を行っていたジョージ・ギラン教授の家へドッズと共に向かう。「ベルベディア」と呼ばれるその場所に、教授は100歳を迎える母親と住んでいた。

 

一番の見どころは辛辣で抜群の行動力を持つマクドナルド警部とドッズ刑事のやり取りだが一見頼りなさそうなおっさんが的確に謎を解き明かしマクドナルドには及びもつかない頭脳明晰さで事件解決に尽力する様子が実に爽快だ。プロットも実に複雑でとても見ながら真犯人を探す事は出来ない、、そんな展開である。

シーズン3は後、2話あって来週その先へと続くのでこりゃ見逃せない。このところずっとイギリス物もアメリカ物も空振りの連続だったがやっとこさ次週が楽しみなミステリー犯罪モノに出会えたぞ。