”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

"Always At The Carlyle" (19年)

誰か札幌は猛暑、熱帯夜にはならない、、と言ってなかったか?それが先週から何と東京と並ぶような勢いで32度かになっている、、しかも夜だって熱帯夜で28度を下回らないのだ。これは想定外だった、、でもマンションなので2方向ある窓を開け放って網戸だけにするとかなり空気が流れていく。恐らく関東なら熱風が通り抜けるだけだろうが札幌はちょっと違う、割と涼しい風でおまけに湿度が低いので過ごし易いのだ。

まあオーストラリアじゃ毎年38度とか42度に慣らされていたし肉体労働も強いられていた事を思えばこれしきはへっちゃらなんだが、。

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そんなYahooなき後のブログ更新なんだがやっと久し振りにこんな映画を見たいなと思うものに出合った。と言っても札幌じゃさて上映はされるのかどうか??ドキュメンタリー作品で我等ホテルマンがその当時憧れだったニューヨークにある老舗ホテル、カーライルを舞台にした作品らしい、。

70~80年代には知る人ぞ知るファイブスターホテルとして各旅行雑誌や支配人仲間では”死ぬまでに一度は訪問すべし”、、と言われ続けていた。上層階には定住者用の居住区があるのだが大きな宴会場も大型レストランもバーもありゃしない、にも関わらずホテルとしてのサービスに対する評価はずば抜けていた。

イギリスならサボイとかクラリッジが何処の大手チェーンにも属さない独立系ホテルとしての評価が高かった。香港ならマンダリンやペニンスラ、サンフランシスコならフェアーモントとかマーク・ホプキンズと各地には有名なホテルはあってもこのカーライルと言うのは一般的に旅行好きが好むホテルとはちょっと様相が違うのだ。

ニューヨークには他にもプラザやウォルドフ・アストリア、ピエール等と言う老舗があるのだがこのカーライルだけは宿泊者からその宿泊体験談とかごく普通の評判が一切入って来なかったのだ。ワタシもその名声は無論知ってはいたがついぞロビーに足を踏み入れる事はなかったのだ、。何故そんなだったのか、、このドキュメンタリーでその神秘的なサービスをちょっとは解明してくれないだろうか?