”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”イージー・ライダー”(69年)

やはりこの映画は”カルト・クラシック”(同時にアメリカン・ニュー・シネマ)なんだろうか?アメリカンドリームを満喫し自由気ままに、定職に就くこともなくドラッグを友に仲間とハイウェイをぶっ飛ばす、、その挙句に超保守的な田舎のおっさんに猟銃で撃たれてしまう。何とも理不尽で悲しいい映画の結末に暫し呆然とした。そんな体験をしたのは今はなき有楽町のスバル座だったと思う。

その映画で実に適役な主演を演じたのがワイアット役のピーター・フォンダだ。共演はデニス・ホッパー(監督兼)にジャック・ニコルソン、舞台はアリゾナ、ニュー・メキシコ、ルイジアナと西部から南部まで旅するロードムービーである。

そのピーター・フォンダが79歳で昨日亡くなった。父がヘンリー、姉がジェーン、、そして娘がブリジットとこれはもうハリウッド一家である。姉のジェーンの最初の夫がロジャー・ヴァデム、再婚したのがトム・ヘイデン、都合子供が3人いる。ピーター自身は最初の結婚で子供が二人いるので従妹、又従妹の数はもう天文学的数字になるのだ。父親の代からの家系図、相関図は恐らく1ページには収録出来ないだろう。

初めてピーター・フォンダを認識したのは63年に公開された”タミーとドクター”、これは青春コメディのシリーズもので当時はサンドラ・デイーと共演していた。毎回登場人物が代わり50年代にはデビー・レイノルズも主演していた。余り目立った作品はないのだがコンスタントに映画出演を続け”The Last Full Measure”が最後の出演作になってしまった。ご冥福をお祈りいたします。

 

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