気が付くと又、アクション映画だった、それに良くある話っぽいし、。でも”ゲットバック、、”と言われると自動的にビートルズだよなぁ~、、人質とは言っても実際には誘拐された我が娘を取り返すってお話しなんだが、結局録画した画面を一気に最後まで、。
原題は”Eliminators”と”駆除する人”って意味なんだがどうもそれ自体が内容とは大分違うかも?
訳ありでマッチョな主人公、マーティン(スコット・アドキンス)はアメリカ人だが今はロンドンに住んでいる。ママが6年前に交通事故死、幼い娘と二人暮らし、って事が判り彼は銀行の警備員をしているようだ。
そんな倹しくも楽しい二人の生活が一転する。それはある深夜、マスク姿の三人組が自宅へ押し込みバットで彼を殴り倒し、”ヤクが何処にあるか吐け”と言うのだ。マーティンは全然訳が判らず首謀者に”オマエ、何処の家に押し入ったんだ?”っと聞くと家の番地は合っているが通りの名前が違うのだ、。まあ、間抜けな強盗犯だ、、と思う間もなく一人娘を盾に取られマスクを脱いじまったお陰でナイフを突き立てようとしている。
止む無くマーティンは昔取った杵柄でアッと言う間に敵二人をぶちのめし、最後に娘を抑えていたボスの頭にズドン、、っと一発、難を逃れる。
そうマーティンは凄腕FBI捜査官で現在は承認保護プログラムの一環でマーティンと言う名前でロンドンに居住していたのだ。ところがロンドン警察が捜査を始めマーティンの身元を探っても記録が全くナシ、結局強盗への過剰防衛じゃないのかと疑われ病院送りに、しかも手には手錠付きでだ。娘のカーリーは幼児保護施設へ送り込まれてしまう。このニュースを知ったワシントンDCのFBI本部じゃ大騒ぎ、彼の居住地が公になってしまい彼を探し求めていた武器商人の大親分、クーパー御大は彼を始末する為に殺し屋を派遣して来るのだ。
まあこの辺りまではそりゃ突っ込みどころ満載だがまあ見て見ぬ振りは出来た、、でもタイトルの”人質奪還”ってナニっ?って感じで映画は半分も進んでいるが何処にも人質は出て来ないのだ。それより病院を脱出したマーティン、、今は本名がバレてトーマス・マッケンジーなんだが彼と殺し屋ビショップの対決が何度なく続いていく、。
そんなに追われるのが大変なら殺し屋の足にでも銃弾を撃ち込めばもう追って来ないと思うのだが、、そうはせずに水中へ落とすだけ、そんなで振り切っても振り切っても追って来る。
アメリカの本部に応援を頼んだので早速担当者が駆け付け彼の嫌疑を晴らすかと思われたが同時にアメリカから大ボスのクーパーまで乗り込んで来るのだ、そして彼も執拗に娘のカーリーが送り込まれた幼児保護施設を探し出し誘拐に向かって行くのだ。
っとそんなで派手なアクション、殴り合い、撃ち合い、煽り運転カーチェイスと見どころ満載の大活劇になって行くのです。やっとクーパー爺の魂胆とナンでトーマスがマーティンと名を変えてロンドンでひっそりと暮らしていたのか奥さん事故死の真相までがハッキリするのでした、、。此処までCM抜きで94分、日本の刑事ドラマスペシャル版と同じ程度の長さだがやはり掛った制作費は半端じゃない。娯楽作品としては充分に楽しめた一作でした。娘のカーリーを演じた子がもっと可愛けりゃ☆が一個増えた??