”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ウェズリー・スナイプス ザ・シューター”(07年)

基本的に邦題に俳優さんの名前を付けるのはやめて欲しいんだが、、この映画の原題は”The Contractor”(請負人)なんだがそれはプロの狙撃者、この手の映画には副題として”シューター”をつけて一連のボブ・リー・スワガーを主人公に据えた”極大射程”の100%真似っこじゃないか?

かつて取り逃がしたテロリストを殺害する依頼を受けた元CIAの凄腕スナイパー(ウェズリー・スナイプス)が、その裏に潜む陰謀に巻き込まれていくさまを描いたサスペンス・アクション。監督は『13F』のジョゼフ・ラスナック。

 

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今や一線を退いていた彼のもとにある日、かつての上司から依頼が舞い込む。それは、以前に取り逃がし、現在イギリスに拘置されているテロリストを仕留めることだった。依頼を引き受けたジェームズは見事にその任務を完了するが、思わぬミスで怪我を負い、アジトに身を隠すことに、、。

この展開はどの”シューター”映画に共通しているような、、命令通りに任務完了それが何故か追われる立場に、そして自分の無実を晴らすべく孤軍奮闘するのは同じパターンで真相解明に進むのだがこのウェズリー版では彼を助ける少女、エミリーが最初は疑心暗鬼、それが一変してお助け少女に更に最後は離れたくない程に入れ込んでしまう。何となくこの設定はかの”レオン”で見せた殺し屋レオンとマチルダの関係じゃないのか、、と思い当たった。

まあ舞台はロンドンの街並みでレオンのニューヨークとは大分違うがCIAからやって来たヤツは胡散臭い担当官でロンドン市警とは妙に対立モードになっている。イギリス側の警視正役でチャールス・ダンスが颯爽と登場するし彼の最愛の娘も捜査陣の先頭に立って陣頭指揮を執る、どんな展開になるか先が読めちゃうところは残念ショーだがまあウェズリー・スナイプスがやればこんなもんでしょ?その前にこの邦題は何とかせいよ、、。