う~ん、、英語の原題は”Bastille Day”となっていてフランスはパリの”バスティーユの日”である。そもそも”パリ祭”の事でアメリカの独立記念日が7月4日なら此方は偶然にも同じ7月で14日がそのフランス共和国成立の日(祭日)になる。それが一転、邦題は、、”フレンチ・ラン”に、何となく釈然としないのは俺だけか??
何故”バスティーユの日”じゃいかんのか、、これは是非担当者に聞いてみたい。第一”フレンチ・ラン”だとは全く意味が不明で映画の内容にも何ら関連はないのだ。名作、”フレンチ・コネクション”に引っかけたのなら何とも想像力の乏しい発想だ。
実はこの映画は以前から見たかった、、主演がイドリス・アルバで彼がフランスに派遣されているCIAの現場担当官を演じている。彼が主演で評判が高い、イギリスのテレビドラマ・シリーズ、”ルーサー”を超えるようなタフで単独行動が好きな凄腕捜査官に扮しているのだ。
革命記念日前夜のパリ市街で爆弾テロが発生し、捜査を担当することになったCIAのはみ出し者、ブライアー(イドリス・エルバ)は容疑者に浮上したスリの若者マイケル(リチャード・マッデン)を逮捕する。彼が無実であることを確信したブライアーはスリの腕前を買い、無実を証明するため捜査協力を持ち掛け、マイケルも承諾する。タッグを組んだ彼らは新たなテロを阻止すべく、真犯人を追うが……。byYahoo
となっていてかなり見応えがある。冒頭の爆弾テロに至る場面もちょっと変わっていて”死傷者は出ないから”っと任された娘が怖じ気ずいて爆弾の入ったバッグを横に置いて頭を抱えて途方に暮れてしまう。そして目をあげると何と爆弾入りのバッグがスリに置き引きにあっているのだ。盗んだ当人、マイケルは目ぼしいものがないのでスマホだけを盗みバッグをゴミ箱に捨ててしまう。ところがそれが爆破し負傷者が出る始末、そんな出だしである。
中盤からはこのスリ常習犯のマイケルを従えてテロ組織の壊滅に向かうのだがその辺りからどうもフランスの情報部の方が一歩先を行っている雰囲気になる。CIAのパリ常駐の上司とも相談し事前に手にした情報をフランスの情報部の責任者へ内密に伝えるのだがそんな情報が戦闘部隊の隊長にも漏れているのだ、、。
そして一転二転、どんでん返しと山盛りになっていて最後は”あっと驚く為五郎”の登場、さてブライヤーとマイケルはどうするか?事の真相は?真犯人とその目的は?
イドリス・アルバがこんなに出ずっぱりの主演を演じるのは久し振りじゃなかろうか?彼ならジェームス・ボンドもありかな~、、と思わせる大活躍だったが時すでに遅し、新007には女性が抜擢される事で決着しているんだった、。