原題は”Heist / Bus 657”となっているんだが邦題は”タイム・トゥ・ラン”だと??それって”Time To Run”って事だよな?確かに映画を見ると言わんとしている事は判るし単に”Heist=強盗”よりは良いのだが、、でもトム・クルーズ主演の”オール・ユー・ニード・イズ・キル”(原題は”Edge of Tomorrow”、そもそもの原作が日本仕立て)みたいにやたらカタカナにしないで欲しいのだが、日本語放棄するのが近年の洋画界か?
マフィアの窓口、カジノのオーナー、ポープ(デ・ニーロ)、その彼の下で働く凄腕のカジノディーラー、ヴォーン(モーガン)は重い病を患う娘の為ポープに借金を申し出るも、断られた挙句口論となりクビになってしまう。
追い詰められたヴォーンは娘の命を救う為、同僚の用心棒コックス(バウティスタ)の誘いに乗りカジノの現金強奪計画に加わることに。勝手知ったる場所で簡単に行くはずの計画、首尾よく現金を手にしたのも束の間、仲間の裏切りによって彼らは逃走経路を失ってしまう。
武装したボープの手下が迫る中、ヴォーンらは通りかかった路線バスを占拠し運転手に逃走を命じる。しかしバスジャック事件はすぐに警察の知るところとなり、ヴォーンら強盗団、ポープと凶悪なマフィアたち、そして警察特殊部隊SWATの精鋭たちによる壮絶な逃走劇が幕を開ける、、と書かれているのだが。
映画はこのバスでの逃走劇が中心で追って来る警察との交渉、乗客を解放させるべくヴォーンとコックスを説得しようとする担当官、更にはホープが放った殺し屋との対決と見どころ満載の”急行バス乗車93分”だった。
このヴォーンを演じていたのがテレビシリーズ”グッドワイフ”などで活躍しているジェフリー・ディーン・モーガン、そして極悪人、コックスがデイブ・バティスタで先日再見した”ブレードランナー2049”で冒頭ぶっ壊されるレプリカントだった。
無論大御所のロバート・デ・ニーロは珍しくマフィアのボスでカジノのオーナー、それもマネー・ロンダリングにどっぷり浸かり折角大金を一人娘に残そうとしているのに拒絶されてしまうと言う役柄だった。
ちょいと無理な設定個所もあるにはあるが警察側には内通者がいたり逃亡にはちょっとした仕掛けがあったりして最後まで一気に見せて貰った。無料配信だったがこれなら払っても良かったのに、、逆に”ダマスカス”と言う映画に300円払っちまった、こっちは完全に”ダマサレス”、、まあ二本でこの値段なら良しとするか??