”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

1600円の腰騒動顛末

アポが取れたのが3週間も前で30日にやっとこさ専門医に診て貰う事が出来た。専門医と言っても大きな整形外科病院で診察は首、手、関節、腰や足と細分化されており夫々に”白い巨塔”から送られて来た雰囲気の専門医がいる。

アポは昼だったが”初診の場合は30分は早く来て下さい、”、と言われていたので(その辺はジジイの得意技)しっかり40分以上も前に駆けつけちゃんと受付へ、ロビーを見回すと先日のオレみたいな人が沢山いる、ソファに長々と横になった人や冷や汗をかきながらヨタヨタ歩いている人も、そんなで座る場所もないくらいの混雑振りだった。

スマホを眺めることもなく呼ばれ先ずはレントゲン室へ案内される。寝たまま横になったり、足を曲げたり伸ばしたりで”まだですかぁ~”と言うほどに何枚も撮られる。”今日は月末の月曜で混みあっているので30分くらい掛かりますよ”と言われたにも関わらず10分くらいで終了、又、待合室へ戻る。

そしていよいよ専門医に呼ばれる順番待ちで中待合室へ、この30年こんなケースじゃずっと英語名で呼ばれていたので日本語名で呼ばれて一瞬見回してしまった。看護婦さんに二度呼ばれて”ハイハイ、、”と思わず手を上げていよいよ先生とご対面だ。

事前に写真や経歴を見て知ってはいたが精悍で”財前五郎”風の先生、しかめっ面して卓上に添付してある6枚のレントゲン写真を眺めている。ナンだよ、、そんなに悪化しているんかぁ?っと内心ドキドキもんで先生を見ていると、。これに至った状況と過去の”悪行”を説明させられる。そして立ち上がり屈折運動、逆に反り返り姿勢を、、。

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今度はレントゲン写真を示して悪い個所の説明を、そして最後に”骨には何も治療を要する個所はないしヘルニアもない、要するに加齢によって軟骨の隙間が増えているって事になりますね”、だよ。そんな事を言われても、、”だって今は動けますが、あんなに痛みがあって起き上がる事も出来なかったんですが、、”と無駄な抵抗を試みるのだが。

先生曰く”もう来診しなくても良いですよ、お薬も出ません”っと完全にもう帰ってくれモードに、、おいおい本当かいな?そして最後に”体重増加に気を付けてちゃんと腰痛予防体操をして下さい”、、と体操方法が書かれた紙っぴれ一枚を手渡される。”でも又、痛くなったらどうすれば良いのですか?” ”まあ今回みたいに安静にしているんですね、まあその痛みとは将来付き合っていく事になるでしょう、”っでThe End。

これにて1600円也、3週間待って診療を受けて病院滞在が僅か1時間余、これが腰騒動の結末でした。何だよ遥々オーストラリアから帰り専門医を訪ね宛てたのにこのあっけない結末は、まあ喜ぶべき結果なんだろうがどうも納得が出来ないのだ。腰の爆弾を抱えて行くしかないとは、、。