タマには映画の記事も書かないと”カンバンに偽りあり”になるので久し振りに”オールド”じゃない”ニュー・シネマ”を、、。
そのタイトルは”Richard Jewell”と言って(恐らく邦題はそのまま”リチャード・ジュエル”かな?)出番はなしで監督業に徹したクリント・イーストウッドの最新作だ。
他の配役はキャシー・ベイツが奥さん、主演のリチャード役はポール・ウォルター・ハウザーでジョン・ハムやオリヴィア・ウィルデなども出ている。
イーストウッド監督がプロデューサーも兼ねているが実はこれも事実に基づいた映画で背景は96年のアトランタ・オリンピックである。彼のフィルモグラフィを見るとその映画化された殆どが事実を基にしたストーリーになっているのは周知の事実だ。今回の主演、リチャード・ジュエルはオリンピック会場で働く警備員で彼が爆破物を発見、警察署へ通報したお陰で最低限の犠牲者を出しただけで済んだ、、と彼を英雄扱いした半面、FBI当局からは真犯人の手先だったんじゃないか?と最後まで疑われ個人の自由を奪われ、報道機関からも執拗な追っかけ攻撃を受け家庭も崩壊したと言われている。
そんな彼の苦悩を描いた心理ドラマらしい。さてどんなイーストウッド手腕を発揮してくれるのか?アメリカ本国じゃ12月に公開が決まっている。更にスペインとかフランス、イギリスじゃ来年早々公開される事になっているが日本での公開は全く未定だ。
やはり近年、邦画の威力が甚大で洋画は見向きもされないからどの国内配給元も躊躇するんだろうか??確かにオレだって映画館へは出向いてないし、、でもこれは楽しみにしている。