ブリスベン 札幌
気候 ☆☆☆☆ ☆☆
(そりゃ現役時代のブリスベンの夏は何もかも放り出したいくらいの灼熱地獄でやる気も失せた。でも冷静になり肉体労働を離れて客観的に一年を振り返ると実に快適だった、、雪なんか絶対に降らないし、)
住宅環境 ☆☆☆☆ ☆☆☆
(あの広さは居心地が良かったかな、、公共の場にいても人と重なる事はないし距離感は確保されていた。それに自宅のガレージはドア続きで便利だった、でも掃除が大変だった。加齢と共にもう広さは不要、便利さに取って代わる?)
生活圏内・外出など ☆☆☆☆ ☆☆☆
(生活行動半径を10~100キロ程度としてマイカーで何処へでも行けたのは良かった。まあそれも自分たちで運転出来る間って事になるので公共機関の地下鉄、バス、それにタクシーも含めると近い将来は日本が有利になるだろう)
行政サービス各種 ☆☆☆☆ ☆☆
(区役所から年金機構、、それに免許証発行等の業務に関しては断然ブリスベンの方が良かった。何せ戸籍謄本やら住民票はないし印鑑登録だってありゃしない、選挙登録やら数年に一度実施される国勢調査は”現住所”へ送付されるので常に自己責任に於いて管理し事前に変更届を出しておく必要がある。オージー達には関係ないが唯一我々が注意しておく政府機関は”移民局”だった。それが日本のお役所じゃアレ出せ、コレ出せ、の挙句郵送じゃないと受け付けられない、とかで無理やり面倒で煩雑な手続きを強要し市区役所では驚くほどに多くの職員を使っている。それに送付されて来る各書類は実に難解で複雑怪奇、暗号解読器でもなけりゃとても理解出来ない)
医療・診療 ☆☆☆ ☆☆
(双方質も高いし医療機関の数だって違いはない。まあブリスベンは札幌ほど市内に専門医が点在している訳じゃなく受け入れは病院がメインだ、其処に在籍する専門医が駆け付けると言う方法で普段は”GP”と呼ばれる家庭医(内科)が窓口、何れにせよ今後はなるべくお世話にならないように生きて行くっきゃないだろう)
食生活 ☆☆ ☆☆☆☆
(マック、ケンタ、サブちゃんなどのファーストフード店以外では圧倒的に札幌が勝っている。現在マックは徒歩5分圏内にあるにはあるが微妙にメニューが違うのだ、、サブちゃんはないし、ケンタに辿り着く前に北海道には”ざんぎ”と言うチキンがある)
映画館・娯楽 ☆☆☆☆ ☆☆
(シネコンの数や上映される映画の種類や本国との時間差、こりゃ絶対にブリスベンが勝っている。それにFOXとJ:COMを比較しても冗談はコロッケだぁ~、、状態だし、辛うじてメージャーリーグの放送だけは日本人選手が海を渡って行く限り放映してくれるようだが、それにしても双方民放は超ツマンネー、)
物価高・公共料金含む ☆☆ ☆☆☆☆
(コイツは☆の数が少ない程、物価は高いって事で感覚的な要素ではあるが家賃一つ取ってもブリスベンはダントツで高かった。一般的には駐車場は家賃込みだし管理人時代に管理していた物件の平均的広さは2LDKで80㎡は優に超していても週単位で450ドルが最低ライン、、って事は毎月1800ドルになる)
トイレ、、、 ☆ ☆☆☆☆
(広さだけはブリスベンに軍配が上がるし何処でも(戸建て、アパートでも)トイレは2ヶ所あったがあの”お尻洗浄機”だけはもう手放せない、、良くオーストラリア在住の日本人が日本から遥々担いで来た理由がやっと判って来た。札幌へ来てもつい最近まで使った事がなかったのだが(水温と勢い調整が出来ると知ってから)遂にあの”快感”には負けた、)
室内の快適さ ☆ ☆☆☆☆
(管理人時代に限定されるが室内だけの快適さに於いては冷暖房は完備してたが日本の刑事さんみたいにいつ何時24時間、呼び出しが掛かるか判かりゃしない、これはやはり精神衛生上宜しくなかった。札幌じゃ外が零下だろうが暖房完備、5階から雪景色の下界を見下ろしながらあの”魔金”からも解放され実に快適だ)
っと言う事で一年が経過したのでブリスベンと札幌を比較してみた。単純に☆の数からみればブリスベンの方が生活はし易いのだがこの集計には”奥さん”の好みは加味されてない。ぶっちゃけそれが今回の決断のかなり重要な部分を占めているような、、そんな事が回り回ってあっちの耳にでも入ろうものなら又、紛争勃発になっちまう。
でも本心としては仮に独り身だったら帰って来てないだろう、、しかし乍ら日本の年金機構さまのお世話になる場合、毎回それを換金してオーストラリアへ送金して貰うのはかなり面倒だ。近所のATMにカードを入れて現金を降ろすと言っても限度額が設定されているので面倒この上なし、、結論から行くと毎回日豪両方の銀行へ手数料を払うなどと言うのは論外だった。
今は1ドルが70円程度で推移しているので換算すれば受け取る豪ドルが増額になるがそれが逆転する可能性は常にある。それに住居を新たに買うなり賃貸って事になると札幌以上の出費を覚悟する必要があったので今回の選択には、”後悔などあろうはずがない”(自分で言い聞かせている節もある)ってタイトルに落ち着きました。