”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ミッシング”(03年)

原題は”The Missing”、今風ならまさに強いリーアム・ニーソンの代表作”96時間”(”Taken”)、そのまま時代設定を1885年の西部劇に置き換えた印象の映画だ。但し此処で活躍するのは強いパパじゃなくてママになっている。まあそんなに腕っぷしが強いと言う訳じゃないのだが、、。

主演は20年間も居所不明だったお爺ちゃんにトミー・リー・ジョーンズ(まだ”宇宙人”デビューしてない)それと娘のお医者さんにケイト・ブランシェット、監督はロン・ハワードで公開当時何となく見損なってしまった秀作だ。

ストーリーは、、;

アメリカはニューメキシコ州、荒野に孤立して建つ家で、マギー(ケイト・ブランシェット)は女手ひとつで娘2人を育てていた。年頃の姉リリーは、町に憧れ農場での暮らしを嫌っているが、妹ドットは、自ら納屋で牛の乳絞りをするほどのしっかり者だった。

農場での母娘の暮らしは、肉体的には辛い生活だったが、牧童のブレイク(アーロン・エッカート)の助けもあり、充実した生活を送っていた。ある日、ブレイクが連れてきた初老の男を見てマギーは絶句する。その男は20年前に家族を捨てて、アパッチ族とともに生きることを選んだ父親のサミュエル(トミー・リー・ジョーンズ)だった。

だが父親が家を出てからは困窮生活を強いられ、母親を失い、自らも苦労を重ねてきたマギーは、一晩父親を家に泊めはしたが、あっさりと彼を追い返してしまう。ところが翌朝、町の祭りを見物に出かけたブレイクとふたりの娘たち一行が、何者かに襲われ男たちは無残にも殺され、ドットのみが一人そこに残され、リリーは拉致されてしまう。

マギーは町の保安官事務所に駆け込み、そこで拉致犯らは騎兵隊の斥候として雇われたネイティブ・アメリカンで、造反を起こして脱走中だと知らされる。その脱走兵は、若い女性を誘拐しては奴隷としてメキシコに売り飛ばしているという。だが、保安官は捜索を騎兵隊に任せっきりで、その騎兵隊も当てにならない。マギーは自ら犯人と娘の行方を追跡することを決意し、サミュエルに協力を仰ぐ。

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長年ネイティブ・アメリカンと生活を共にしてきた彼は、その習慣や戦い方に精通していた。幼いドットも連れて、サミュエルとマギーの家族三世代による追跡が始まった。

もう完全にこの展開は”勇気ある追跡”或いは”トゥルー・グリット”、大筋は”96時間”で一行はメキシコへ向けて移動中の拉致犯一味を追いかけるのでありました。

文化、習慣、言葉の違うインディアンの部族で長年過ごしたサミュエルが追う、、と言う事になるのだが極悪非道の拉致犯の仕業が凄い、かなりどぎつい描写もあるがロン・ハワードってそんなだったか??でも緊迫感と絶望感は見事に描かれている。拉致犯がメキシコに入ってしまえばもう娘を取り返す事は不可能なので時間との勝負だ。

さて終盤、こんな悪人どもを相手にどうやって戦うのか、と真剣に悩んでしまった。この手法は高倉健が主役を演じるところの任侠ものでもそうだった、、我慢に我慢、、理不尽な仕打ちを受けても耐えて耐えて耐え忍ぶ、そして最後に背中の”俱利伽羅紋々”(くりからもんもん)をもろ肌脱いで包丁一本、(これじゃ板前じゃん)敵陣に乗り込む、、そんな雰囲気が充満している。大人数の敵に対するは幼いドットを入れても爺さんとマギー(途中で助っ人として昔の仲間親子が入る)で合計5人、こりゃ勝ち目はないぞ、、でクライマックスへとなだれ込んでいきます。これはJ:COMで無料配信、大変お得な137分でありました。