”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

缶詰の記憶

これはかなり昔から我が家じゃ重宝されていた野崎のコンビーフとウィンナの缶詰だ。コンビーフはガキの頃、、それはもう60年は昔の話、まだそんなに多くの牛肉商品が精肉店に並んでいた訳じゃないが(スーパーなんてものはなかった)これは銀座の裏通りで手軽に買えたようだ。当時実家に同居していた叔父が(野球の基本を叩き込まれた)練習の合間にコイツを調理してくれていた。そのまま炒めたりキャベツを混ぜたりサンドウィッチの具にしたりとバリエーションは多かったのが妙に懐かしい。

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そしてやはり同種のウィンナ缶詰、今どきこんなのは誰も食べないだろうけど当時はこんなヤツとか魚肉のソーセージは常備食(?)だった。こっちのウィンナは運動会とか遠足や海水浴等の特別な日には良くお出ましてた記憶がある。中はぎっしりと短いウィンナが詰まっていて最初は楊枝で一本を引っ張り出さないと食べられなかった。

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恐らくこの2020年になった世の中でこれらを食べた事がある人はかなり限定されるだろう、、コンビーフは独特の台型になっていて上部に付いた”絞り機”みたいな金具で缶の横からグリグリと巻いて開けて行くのだ。気を付けないと手を切る、、恐らくそんな理由からなんだろうが販売元ではこの缶詰の生産を近く止めるようだ、。

 何となく残念だ、、我が家じゃ今でも目に留まると買っているし上記バリエーションに加えそれなりに工夫もしている。販売を止めると言う事ではないのだがやっぱりこのコンビーフにはこの台形の缶が良く似合う、、。