う~ん、これもリメイク記事だな、4年前にも一度掲載していたような、。
”ミステリー”、”原作”、”犯罪モノ”、”私立探偵”、海外モノ限定、(まあフランスやイタリアも入ってないので主にアメリカン)、、同じキーワードからいけば日本版だって沢山あるし私が知らない原作も映画もこれから先の人生、とても読みきれないし見切れない状態ではあるの充分承知はしているが、、。
でもこれだけは忘れられない作品群に限定してアットランダムに選んでみると、、。
”セブン”(95年)、デビット・フィンチャーが監督した”怪奇殺人事件”を題材にしたミステリー、主演はモーガン・フリーマンにブラッド・ピット、、これは実に衝撃的な映画だった。キリスト教の”七つの大罪”を描いたものでケヴィン・スペイシーが素晴らしかった、、犯人捜しの緊迫感は勿論、かなり目を覆う描写もあったがやはり映画として秀作だった。それとこの映画が素晴らしいのはネタ元になっているベストセラー原作がないのだ。すべて映画用に書き下ろされたものでありそれだけ独創的な画像作りを可能にした、、この功績は凄いと思う、。
”ユージュアル・サスペクツ”(95年)、”セヴン”と同年、この映画でもケヴィン・スペイシーの独壇場だった。この映画は3回くらい見ないと何が何だか判らない、それ程に複雑と言うか”視点”が違うのだ。ブライアン・シンガー監督のこの名作に限りなく近い秀作クンはミステリーファンならずとも洋画ファンが必ず選出する作品である。一節によるとアガサ・クリスティの”アクロイド殺し”が背景にあるようだが舞台は現代アメリカに置き換わっており”目が離せない”犯罪映画としてはダントツである。
”羊たちの沈黙”(91年)、これはトーマス・ハリスの原作を見事に映像化した押しも押されもしない名作である。オスカーも(取りゃ良いってものではないのだが一つの指針として)主要部門5つを全部制覇している程に素晴らしい映画だ。監督のジョナサン・デミ、主演のジョディ・フォスターやアンソニー・ホプキンズ、脚本から撮影、音楽まで何れもなくてはならないものでありその出来が素晴らしい。これがオーケストラの演奏じゃないが全員で受賞した作品と言っても良いと思う。
”チャイナタウン”(74年)、そしてこのジャンルを語る上でどうしても外せない映画がこの”チャイナタウン”である。ロマン・ポランスキー監督、フェイ・ダナウェイとジャック・ニコルソン主演のこよなく好きな一作である。恐らく映画を語る上でも外せない作品だしそのプロット、時代背景、犯人探しの興味、そしてその動機、、と全てにおいて忘れる事の出来ないミステリー、、しかも私立探偵が主役の映画である。
”ゴッドファーザー”はこれら犯罪映画のジャンルからは外している。これはマフィアの一家を長きに渡って追った”叙事詩”として違うジャンルに、、それも恐らくトップとして推奨すべき映画ではないだろうか??更に、往年のハンフリー・ボガードの映画もこのランキングからは除外している。
でもやっぱり古いのばっかりだ、、まあ”オールド・シネマ・パラダイス”なんだから無理もない。もっと新しい作品でも強烈な印象を残した作品や俳優さんもいたんだがなぁ~、、すっかり記憶が飛んでいる。