”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ミスティック・リバー” (03年)

やっぱり広い映画界でイーストウッドを名監督として認めただけの事はあった、。この”ミスティック・リバー”、実はこれまで通して見た事がなかった。特に理由はないのだが何となく見るチャンスを逃し続けていたような、、。

 

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デニス・ルヘインと言う作家が書いた原作をワーナーが取得、それをクリント・イーストウッドが監督として撮った映画だが実にミステリーな犯人捜しになっていてちょっと予想していた作風とは違っていた。こうなるとやはり良い原作を探し出しその映画化権を誰よりも早く取得するってのが成功への一番近道か??

まあそうは言っても折角原作が良くても全く評価されないケースもあるしその逆もあるのでベスト・セラー=こりゃ絶対にヒットは間違いなし、と言う方程式は成り立たないだろう、。それよりプロデューサーとして常に良いネタがないか視野を広げて置く必要があるだろう。この映画にしてもやはりクリントは共同プロデューサーとしてタイトルに名を連ねているので良い原作はいち早く確保する準備をして置く必要がある。

90年代に数々の名作を世に送り出してきたイーストウッド監督による重厚なサスペンス・ドラマである。1つの殺人事件を通して四半世紀振りに再会した、幼馴染の3人の男性の運命を描く。それぞれに交錯する嘘や疑いが、事件を思わぬ方向へと発展させてしまう描写が高く評価され、第76回アカデミー賞で作品賞を始めとした6部門にノミネートされ、ショーン・ペン主演男優賞ティム・ロビンス助演男優賞をそれぞれ獲得した。byウィキ

とまあ当時、もう17年も前の事になるのだが映画人の中でも評価が高く、出演したショーン・ペンティム・ロビンスケヴィン・ベーコンが実に巧いのだ。何と言ってもワタシにはど真ん中のストライクな原作で最後まで犯人は判らない、マサチューセッツ州のボストン近郊の田舎町を背景に、暗い作風ではあるが上質のミステリーに仕上がっている。