”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ミッドウェイ”(76年)、(19年)

てっきり19年にアメリカでは劇場公開になっている”ミッドウェイ”は日本国内でも公開が終わっているのだとばかり思っていた。その同じ”ミッドウェイ”のオリジナル76年度版はこれまでに何回も何回も放映されている。これも当時の常套手段だったのか派手なオールスターキャストでチャールトン・へストン、ヘンリー・フォンダ、そして日本からは三船敏郎やジェームス繁田にパット・モリタ等々早々たるメンバーだった。

 

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戦争実話としての背景は”ミッドウェイ海戦”として日本でも独自に映画制作されている。第二次世界大戦に於いて前年41年12月の真珠湾奇襲に成功した事を受けた帝国日本海軍が更なる勝利を目論んで半年後の42年6月5日に敢行した海戦だがこの作戦では大打撃を受け、空母4隻、戦艦2隻を始め戦死者3千名を超えるものだった。

76年度版ではチャールトン・へストンがメインキャストで自分と同じパイロットで空母へ配属されて来た息子が日系女性と恋に落ちてしまうエピソードが戦闘作戦と並行して描かれている。無論海上での戦闘場面は見せ所だが両軍の頭脳作戦が主体で腹の探り合いが克明に描かれている。恐らくそれら作戦の実態は残された資料から忠実に再現されているんだろうがそれが76年から44年が経過した現代にどんな戦闘場面を見せてくれるのか、、19年度版も楽しみだ。

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古い方では恐らく記録映画や当時のニュースリールだと思われるが多く使われている。同じ太平洋で真珠湾を舞台にした”トラ!、トラ!、トラ!”(70年)にも同じ映像が使われていたがまさか今度の新作ではそれはないだろう。それにしても19年度版を監督したローランド・エメリッヒはプロデューサーとしても手腕を発揮しているが近年は大型デザスター映画を始めアクション映画に徹している。どんな特撮と言うかCG技術で大海戦を再現しているのかチョイと楽しみだ。