”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

私立探偵はお好き?

昨日”私立探偵”をネタにしたので今度はうんちくを、、このプライベート・アイと呼ばれる職業はアメリカで制作されるケースが断然多い。相対的にイギリス映画では組織に属する警察官、刑事さんが主演になる事の方が多いように感じる。警察からド~ンと進行すると一気に政府機関で伝統的なイギリス情報部になってしまうが、、。

そんなアメリカの私立探偵像はハードボイルドな古典作でフィリップ・マーロウとサム・スペードと言う二人の”PI”を演じたハンフリー・ボガードは別格かも知れない。”カサブランカ”のリック役が一番印象深いようだがモノクロのスクリーンで数々の悪を成敗し私立探偵とはなんぞや、を確立した功績は大きい。

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この私立探偵は”シェイマス”、、73年に公開された映画だが主演はバート・レイノルズ。典型的なアメリカの私立探偵振りだった、要するに酒浸り、離婚歴あり、元警察官、女好き、喧嘩早い、無一文とすべての条件をクリアーしていた。当時は”プレイボーイ”にも掲載される程に人気者で映画にも引っ張りだこだった。

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それからポール・ニューマンはやはり外せない、、演じたのはルー・ハーパーと言う私立探偵でロス・マクドナルドが原作を書きうち二作が映画化されている。これもちっと古いが60年代後半でかなりハードボイルドな探偵だった。

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70年代を代表する映画、”シャフト”(黒いジャガー)で主役のジョン・シャフトを演じたリチャード・ラウンドトリー、軽快な主題曲に乗ってさっそうとニューヨークのハーレムを行く私立探偵だった、、大ヒットしたので続編も出来その後は別の配役でリブートされそれが又、続編へ、そしてカメオとしてこのリチャードもお爺ちゃん役で登場、と実に息の長い探偵物語になっている。

う~ん、ここまで書いて来てこりゃ絶対に過去に記事にしているよな、、っと思い当たった。でもまあいいっか、、勝手に書いてろ。

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テレビドラマシリーズ”ロックフォード事件簿”で長い間、主演のジム・ロックフォードを演じていたジェームス・ガーナーだ。70年代半ばからシーズン8まで合計119本も制作されていたらしい。丁度我々が当時住んでいたロスアンジェルスが舞台で普段行ったり、知っているホテルが出て来たりで後年リバイバル放映された時に見ていたっけ。ブリスベンに住んで70年代後半のロスアンジェルスを見ていたって訳なんだが、、。

そう言えば女性の私立探偵ってのは余りいないなぁ~、、殺し屋ってのはいたんだが、。そうだいた、、サラ・バレツキーと言う女性作家が描くところの”ウォーショースキー”を演じたのがキャスリン。ターナーだった、、。

 

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90年代初めに映画化されたが続編には至らなかったような、、原作はかなり好評で女性ファンも多かったのだが、、。やっぱり女性探偵は限度があるなぁ~、、アル中とか無一文、、シングルマザーじゃもうトラブルの元になるし、。

 

っとまあこの私立探偵は続編へ、、何時になるやら?