久し振りに”クリムゾン・リバー”と言うジャン・レノの本格推理モノを見た。連続怪奇殺人事件を追う刑事と別の事件を追う刑事が何の繋がりもなかったのに何時の間にか2つの事件が一つになって合同捜査へ、、と発展していくのだがなかなか見応えがあった。続編も2004年に出来ているのでそれなりに評価も高かったのだろう。
ジャン・レノと言えばやはり”レオン”、その辺にいる冴えないおっさんが実はプロの殺し屋、あの映画が一番鮮烈であった、、以降”ミッション・インポッシブル”では裏切る悪役、そしてパリの刑事役と何処からどう見てもフランス人っぽい雰囲気が一杯だ。実はスペインxカサブランカなのだがフランス語主体の出演が多い。
前回オーストラリアで見た時は全編英語版だった。日本ではフランス語で字幕が出るので言っている事は理解出来なくても彼の声が聞けるのだ。
フランス・アルプスの大学街ゲルノンで裸の死体が胎児のような格好で発見された。この奇妙な事件の捜査に派遣されたのは、元特殊捜査部隊のニーマンス刑事(J・レノ)。同じ頃、フランスの田舎町ザルザックでは、子供の墓が荒らされという事件が勃発、捜査にはマックス警部補(ヴァンサン・カッセル)があたっていた。そしてこのふたつの事件を繋ぐ驚愕の事実が浮かび上がり、二人は雪深いアルプス山脈へと向かうことに……。母国フランスでベストセラーとなった同名小説を映画化したアクション・サスペンス・スリラー。byYahoo
続編も出来たがかなりエグいミステリーで最後まで犯人は判らない。この手のフランス映画ってのは珍しいかも知れないが原作が良いのだろう、なかなか上出来の一作だ。
ヨーロッパと言えば各国では映画館の上映はずっと昔から吹き替えが一般的だし画面で誰が何語を話すにせよ理解出来りゃそれで良い、と大分寛大だ。日本でも昨今字幕を読むのは疲れる、、追いつかない、でもってTV感覚なのだろうが吹き替え版が幅を利かしている由。元々TVの小さい画面では字幕は読み難いと言う訳で吹き替えになったと何処かの本には書いてあるがこの調子で吹き替えが主流になるともうご本人の声に接する機会はなくなるのだろうか、、勿論ドンパチ、ドカーン、バコーン、ガラガラ、だらけのアクション映画じゃそんな心配はないか。まさかワンコの鳴き声を”バウバウ”じゃなくて日本式に”ワンワン”と声優犬を使って直すなんて事はやらないだろうな~、、いや、やりかねないぞ。