”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ブルー・スチール”(89年)

刑事、警察モノは多くあれどなかなか女性が主役に抜擢されている映画は見かけない。連邦政府のFBIとかCIAが入るとグンと数は増えるが普通の”お巡りさん”は少ないそれも新人となると直ぐに思い付くのはアンジョリーナが初々しかった”ボーン・コレクター”、それにこの”ブルー・スチール”に行き着く。

5年前にも記事にしているが監督はこれが3本目だったキャスリン・ビグローでとても”ハート・ロッカー”とか”ゼロ・ダーク・サーティ”には遠く及ばないが女性らしい感性でNYの新人警察官、メーガン(ジェイミー・リー・カーチス)を描いている。

やっと新人警官として街のパトロールに出る事になったメーガンはいきなりスーパーマーケット強盗に遭遇してしまう。”武器を捨てなさい”と言っているのに向かって来る強盗にありったけの弾丸を撃ち込んで犯人を射殺してしまうがその時、犯人の持っていた拳銃0.44口径が犯人の手を離れてスーパーの床に身を潜めていたヤツに拾われてしまう。幾らアメリカだからと言ってもこりゃ警察の失態に繋がる、メーガンは厳しい内務規定によりその順応性を疑われる事になってしまう、、。

そんな出だしなんだがこの頃のキャスリン監督はまだまだ粗削りだった、、中盤犯人は左腕を撃たれているのに自分で弾丸片を取り出すのは左腕だし、改めて拝見するとツッコミどころ満載だった。

でもまあ新人の女性警官が苦悩しながら犯人逮捕に向かう勇敢さはなかなかだ、、でもちょっと自分勝手なところが大ありであれじゃ誰もパートナーを組みたくないよな、と思わせる場面の連続だった(泣)。もうちょっと信念貫徹、、とか女性お巡りさん特有のシーンなどを別の角度から撮って欲しかった、。

そのジェイミー・リー・カーチスジャネット・リートニー・カーチスの長女として誕生している。ママやパパと違って”コレだっ”と言うキャラクターに巡り合えずコメディアンなのか演技派なのかちょっと残念な芸歴だがシュワルツネッガーの奥さん役で共演した”トゥルーライズ”の一人ストリップシーンだけは素晴らしかった、、。

 

f:id:guch63:20200831180037j:plain

この二人の長女として誕生、やっぱり何処となく似ているなぁ~、、でも二人ともそんなに顔自体は長くないように思うのだが、。

 

f:id:guch63:20200831180140j:plain

まあしかしママとパパの間には彼女とケリーと言う妹の二人姉妹がいる。ママはそれ以前に二度結婚しているが子供はいない、、でもパパはその後、再婚したクリスティーヌ・カウフマンとの間にアレグラとアレキサンドラの姉妹がいて、更にその後再婚したレスリーとの間に息子ともう一人居る。即ち6度の結婚で子供が6人、、一番上のジェイミー・リーには異母兄弟が5人もいるのだ。

又、夫々が再婚だとしたらその子供の数たるや、、ああ~、、もうやめたやめた。そんな事はどうでも良いじゃないか。完全にゴシップ記者の気分だ、、もうオシマイ。