これは1992年から原題を”Sniper”として制作されていたトム・べレンジャーがスナイパーに扮する恐らくTV用として作られた印象の映画だ。トーマス・ベケットと言う海兵隊の狙撃兵でモデルになっているのはベトナム戦線で活躍した実在のカルロス・ハンコックじゃなかったか??
それがどんどん作られ2020年には8話に到達すると言う人気シリーズとなり今回は副題に”暗殺者の終幕”となった。流石にもうトム・べレンジャーはスナイパー役は引退だろう、で今回は息子のブランドンが主役、そして何とエンド・ロールで判ったのだがSayaka Akimotoと言う日本の女優さんがかなり重要な女アサシンでハリウッドデビューしていた。
かなり印象深い、とっても強く”くのいち忍者”張りの大活躍なので思わずググったら日本語じゃ秋元才加と書くそうだ。
この映画じゃこんな感じで”レディ・デス”を演じている。
これがホンモノでフィリッピン人のママと日本人パパとのハーフらしい、、。
日本の女優さんもスゴイな、こうしてかなり派手なデビューを飾ると嬉しくなるぞ。それに終盤、イヤ、ラストシーンでは”キミのこれまでの悪行は帳消しにしてやるから、、、”と意味深な会話があった。
まあ彼女はヤクザ一家で育ち”レディ・デス”と呼ばれるユキ・ミフネ役(絶対にこれはかの三船敏郎から来ている)で優秀な殺し屋、この”8”ではアメリカ国内で大勢の殺しを請け負ってきた。そして日本へ強制送還する代わりに雇い主の名前を白状しろと言われていたがその後、日本行きの飛行機には乗り損なったぜ、などのセリフがあるのでこりゃどうも次回からは彼女が政府に雇われてスナイパーに抜擢される新シリーズが期待出来そうなんだが、、。
映画の大筋は製薬会社絡みで南米の大臣が暗殺される、その罪をベケットの息子に押しつけ何時ものスタイルで自分の無実を晴らす為に真犯人を暴く旅に出ると言うモノで目新しさはほぼ0%、でもこの秋元才加嬢の活躍があったので最後まで引っ張れた、とそんな印象でした。うん、途中舟漕いでたので抜け落ちている箇所があるのだが、、。