昨年から制作されている軍隊ドラマで中心になるのが５人の精鋭たち、まあ”ミッション・インポッシブル”風の設定だが此方は全員が軍属、夫々に特殊技能があるところは”荒野の５人”って設定だ。そしてその彼ら精鋭部隊をまとめる指揮官にアン・ヘッチが扮している。そう、”♪昔の名前で出ていま～す”、懐かしいじゃないですかあのエレン・デジェネレシスと同棲中とか言っていたっけ、。
こんな雰囲気だったが当時は”ボルケーノ”(９７年)でトミー・リー・ジョーンズと共演、”６デイズ/７ナイツ”(９８年)ではハリソン・フォード、そして同年”サイコ”のリメイクにも出演、売れっ子に、、、それからも色々出ていたがすっかり忘れられていた。それが今回、テレビのシリーズもので復活した。２０００年頃からテレビ中心に活躍していたようだが、、劇中息子が戦火に倒れた設定なので６９年生まれと言う事を再認識させられた。
英語では”Anne Heche”と書くのだが日本語表記では”ヘッシュ”となっている。でも彼方では”ヘッチ”と紹介されているし何時だったかゴールデン・グローブの会場でもアナウンサーが確認しご本人が”ヘッチ”よ、、と言っていた記憶がある。
今回放映されたものはＦＯＸ配給で全１３話の半分だったが一話完結で３～６話までの４話を３時間、、昼過ぎから見始めて終わったらもう夜メシの時間だった。
最初に見た３話は精鋭部隊がメキシコへ送られる、、その任務は闇の武器商人に近づき彼が何時も肌身離さず持っているものに超感度の盗聴器を仕込む作戦だった。暗殺しちまえば事は簡単なんだが、、そうはせずに根こそぎ壊滅させるには情報戦、誰が誰と繋がっているのかを検証する事だ。後半、囮捜査官として潜入している女性が疑われる事になりどてん場の機転で乗り切る辺りはなかなか良かった。
そんなで彼らの所属する軍部の支援もありアメリカ国防情報局（ＤＩＡ）の副長官と言う立場のパトリシア・キャンベル（Ａ・ヘッチ）が冷静沈着に作戦を指示する物語、、毎回出向く場所も違い、４話ではアフガニスタン、、５話ではナイジェリア、６話ではスペインへと世界を股にかけ飛び回る構成は見応え充分だった。
現場部隊５人のうち紅一点でジャスミンと言う女性がいる。彼女が実は凄腕のスナイパーで毎回違った設定、背景でその狙撃術を見せてくれるのも魅力かも知れない。無論苦悩するパトリシアと絶大なる信頼を得ているチームリーダーのアダムの活躍も見事なんだが、、。
これで１３話中、中盤の４話を先に見てしまった、一話完結なので何処から見てもそんなに戸惑う事はないが５話の終わりにパトリシアの息子が戦闘中に死亡したって事が判る。それも”ママ、、この手紙が届かないことを祈ってますがもしこの手紙をママが読むことになっても、、、、、、ママ愛しているよ”で終わるのだ。これは戦闘へ出る直前に書いた私信でママは自身がナイジェリアでチームの指揮を執りやっと帰国したばかり、、その彼女のデスクに届いた手紙でした。
アフガン戦線で戦死するような大きな息子がいる役柄なんだ～、と思いつつこんな演出をされたらもう全部見るっきゃないだろう、、。