”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

秀作なれど繰り返し見れない映画

要するに内容が暗いモノ、、結末が悲劇過ぎる(フィクション、ノンフィクション)、など理由は色々あるような。”タイタニック”はまさにこの結末が悲劇過ぎる訳だが気が付くと又、見ていたりする。

アクション映画でもその描写がリアル過ぎて二度見は出来ないのは”プライベート・ライアン”、、”スリー・キングス”、それに”戦場のピアニスト”、”シンドラーのリスト”なんかもワタシ的にはちょっと敬遠してしまう。同じ第二次大戦を描いた”史上最大の作戦”はもう繰り返し繰り返し見ているのだが、。無論何れも秀作揃いだがその気にさせないのはリアルさだけじゃないような気がする、やはり与えられた題材、それと描写が実に”コワい”からと言うしかないような、。

クリント・イーストウッド監督の”チェンジリング”でもあのやるせない主人公を思うとなかなかもう一度見よう、、と言う気にはならないのだ。これは子供が拉致されてしまいその存在が否定されている事からハッピーエンディングではないしママ役のアンジョリーナ・ジョリーが強く逞しく子供の存在を信じて街中で出て行く場面がエンディングになっているがそれでもやっぱり二度見は辛い。

 

f:id:guch63:20210111160938j:plain

 

そうやって見回すと”ミリオンダラーベイビー”だって最後は”ロッキー”みたいにはならないし作風も暗かったし”グラン・トリノ”だって主人公はもう帰って来ないのだ、。西部劇としてこれまた秀作の”許されざる者”だって往年の悪者退治とは違い派手さはなくかなり暗い映画だった、。

ミッドナイト・エクスプレス”も事実に基づく映画だがおっそろしく暗いし繰り返し見るのは躊躇する。事実を映画化したモノを変更する訳には行かないだろうから結末は無事に出所するとしてもそれに至る場面を端折る訳には行かないだろう。

個人的には好きなジャンルだしブラッド・ピットモーガン・フリーマンだとしても”セヴン”だって二回見れば充分だ、(二回見ないと理解出来なかった)それ程に暗いし同じジャンルの”羊たちの沈黙”とはかなり違うのだ。

やはり同系列の映画としては”チャイナタウン”、、これはもう何回見ているか?同じ暗くてハッピーエンディングじゃないと言うのにコレは平気と言うより進んで何回も見てしまうのだ。そうなるとオレの定義もいい加減なもんである。

それ以外では”ミスト”とか”ダンサー・イン・ザ・ダーク”、”ファニー・ゲーム”等は定番の暗い映画らしい、、でもそんな事は知っているのでオレは近寄ってもいないのだ、。

やっぱり最後はスカッとする映画かどんでん返しでビックリ仰天なんてのが好ましい。