つい先日投稿した映画の記事、”グリーン・ブック”は1962年のお話でニューヨークが背景で其処から南部へ下って行くお話だった。丁度その頃、お隣のニュージャージーではこの4人組がデビューしていたのだ。
そのグループは”フォー・シーズンズ”と言ってリード・ボーカルがフランキー・ヴァリで結成されたのがその年、そして1966年まで数々の大ヒット曲を生み出している。映画のタイトルになっている”ジャージー・ボーイズ”はそのニュージャージー州からやって来た少年たちって事で2014年にクリント・イーストウッド監督によりスクリーンに再現されているのだ。
映画では最初のヒット曲、”シェリー”の誕生秘話から続く"BIg Girls Don't Cry"、そして"Walk Like a Man"が披露される。元はミュージカル舞台劇、それを元ネタとして映画化されたものでオールデイズのファンとしては”フォー・シーズンズ”の伝記映画、と言った方がピンとくるのだ。
そして仲間4人のぶつかり合い、決裂、色々とあって終盤はボーカルを務めるフランキー・ヴァリ(ジョン・ロイド・ヤング)が緞帳の降りた舞台を前に静かに”君の瞳に恋している”を歌い始める。ワンコーラスが終わっていきなりステージの緞帳が上がると、そこにはフル・オーケストラ編成で一斉に、、;
っとなって満場大拍手、スタンディング・オベーションへ、更にはこれが彼ら最大のヒット曲として今でも絶大なる人気があるのだ。先のヒット曲”シェリー”は当時、日本の深夜放送ラジオでも毎晩にように掛かっていて長い間、ナンバーワンの曲としてランクインされていた記憶がある。
しかしこうして見るとイーストウッド監督ってのは西部劇、現代劇は元よりこんなミュージカルに犯罪映画、恋愛ものとキリがないくらい多くのジャンルに活躍しているのだ。しかも自分で作曲もするし脚本だってお手の物、早くこのコロナ騒動が終息して又、戻って来てくれないと、。