”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”48時間”(84年)

もう37年も前に公開された映画だった、、そりゃ主演のニック・ノルティエディ・マーフィーも若い。監督はアクション映画が多い、ウォルター・ヒルで”スティング”等の監督、ジョージ・ロイ・ヒルと勘違いしてた、、。

 

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映画のタイトルに”時間”が付くケースは意外と多い。真っ先に思い付くのは”24時間”かな?それに”48時間”、更には”96時間”にもうちょっと長くなると”127時間”ってのもある。まあ原題も邦題も余り深く考えずに付けられるが”96時間”に関しては原題は”Taken"(拉致)がその人質を解放するまでに与えられた時間から”96時間”となっている。

この”48時間”はそれなりにヒットして続編も作られたがストーリーは非常に単純だった。舞台はサンフランシスコでケイズ刑事がニック・ノルティ、刑務所から48時間だけ保釈され警官殺しの脱獄犯逮捕に仮釈放まで残り6ヶ月と言うレジー、エディー・マーフィーを引っ張り出して来る。

刑務所にいるギャンズは根っからの極悪非道の悪党で郊外就労中に昔の仲間、ビリー・べアの手を借りて脱獄してしまう。その場で看守連中を否応なしに銃撃し仲間と姿をくらましてしまう、、そんな出だしだ。

そして署長から犯人確保を言い使ったケイズ刑事は”48時間”限定と言う条件で刑務所からレジーを一時保釈として連れ出して来るのだがかなりストーリー展開には無理がある。まあ先日見た”複製にされた男”より数十倍も面白かったのが救いだ。もう”複製、、”の方は折角のヴィルヌーブ監督なのに見た事を忘れたいような映画でこれは恐らく近年見た中でもダントツで最下位にチンボツさせたい。

それに比べりゃ”48時間”はセリフがイケてるし双方の主義主張が妙に合致しててコンビで再捜査を任せても良いのだ。まあ皆さんがそう思ったせいで続編だって制作されたんだし、、。

別にどんでん返しもないし順当に悪いヤツらを追うだけ、、まあ不明になっていた50万ドルの行方がハッキリするのが救いで最後にはレジーは残り6ヶ月のお勤めを果たす為に再度塀の向こうへ戻って行く。

ずっと緊迫したオリンピックのゲーム続き、それに大谷クンの活躍を追っていてチョイと休憩するにはドンピシャの適度な映画だった。