”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

イアン・フレミングとショーン・コネリー

007シリーズの原作を書いたイアン・フレミングは1908年生まれだった。最初に書き下ろした長編が”カジノ・ロワイヤル”で1953年に発表され67年に映画化されているのだがボンド役にはデイビット・ニーブンが、”ニセモノ007”にはピーター・セラー、ヴェスパー・リンドにはウルスラ・アンドレス、ルシッフルにオーソン・ウェルズと言う配役で完全におバカタッチのコメディになっていた。

映画化は前後するのだがその後、イギリスの大物プロデューサーが本格スパイ映画として映画化したのが58年に原作が発表された”ドクター・ノオ”で62年に映画化されている。恐らく単発ではなくシリーズ全部の版権を獲得したようだがイアン・フレミングが自身の目でショーン・コネリー扮するボンドを目にする事が出来たのは、2作目の”ロシアより愛をこめて”までで原作としては”黄金の銃をもつ男”を執筆中の64年に僅か56歳でこの世を去ってる。

 

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その二人が実際に会っていたと言う貴重なスチールらしいのがどうやらロケ地はバハマで映画は、”ドクター・ノオ”らしい、。

伝記によると最初はこのショーン・コネリーよりケイリー・グラントを推したいとか言っていたそうだが結果はこのショーン・ボンドに大満足していたと書かれている。恐らくこの時点では60年後に新ボンドとしてダニエル・クレイグが抜擢され最初に執筆した”カジノ・ロワイヤル”がそれまでの24作品中ダントツで評価が高くなっているとは思いもしなかっただろう、。