”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ステルス”(05年)

う~ん、この映画、制作されたのは2005年となっている。そりゃもう15年以上も前の話で今ならもっとスゴイ最新の技術を使った想定や軍事力増長になっていたんだろうか?

要するにアメリカが開発した人工頭脳で飛ぶ新鋭ステルス機のお話である。一般的にはステルスと言えばレーダー網をかいくぐれる探知不能の戦闘機や船舶、潜水艦なんだが此処では勝手にAI知能を使い状況を判断して敵地へでも飛んで行ける戦闘機だ。

配役陣で馴染みがあるのはジェイミー・フォックスジェシカ・ビールだけと言う案配だったがこりゃ恐らくツッコミどころ満載の映画じゃなかろうか?それが大的中でした。しかしアメリカの国防省関連部門では陸海空軍ともにこんな自己防衛力宣伝になるような映画にはかなりな労力と装備を提供してくれる。

邦画で自衛隊が撮影協力しているケースとは全く比較にならない有様で毎回こんな映画を見るにつけ今回の各党の選挙公約では思わずそんな事で良いのかJapanと言いたくなってしまう。

 

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大筋は、、近い未来。アメリカ海軍が極秘に進めるテロ対策プロジェクトに、400人以上の候補者から選抜されたベン大尉(ジョッシュ・ルーカス)、カーラ大尉(J・ビール)、ヘンリー大尉(J・フォックス)の三人がパイロットとして選ばれ、最新鋭のステルス戦闘機「F/A-37タロン」を操り運用テストの成果を挙げていった。

ある時、上官のカミングス大佐から、いよいよ航空母艦U.S.S.エイブラハム・リンカーン」配備での洋上訓練に入るという知らせが入った。それと同時に新たな仲間が加わると告げられ、三人は困惑する。その「仲間」として三人の前に現れたのは最新鋭の人工知能を持ったステルス無人戦闘機「E.D.I(エディ)」だった。完全自律行動が可能なために人間を必要としないというE.D.Iに対し、ベンは不信感を隠せない。

そしてエディと他の人間3人に思いがけない任務が下るのだが、、それの最初の目標がミャンマーに隠れているテログループが集まるビルへの爆撃だ、。次には北朝鮮が爆撃地になり何れも国は実名で爆撃そして甚大な被害を被るストーリーになっているし空中戦では相手がロシア機だ。

まあ映画なんだからそんなに目くじら立てるなよ、と言われても実名入りで悪の巣窟扱いされちゃ困っちゃうんじゃなかろうか?しかし攻撃目標が複数ある訳じゃないし最新戦闘機が4機も隊列組んで行くことはないような、、それに航空戦の結果、ロシア機に撃墜されたカーラ大尉は北の境界線内に撃墜されてしまい派手な撃ち合いを演じたりベン大尉が単身救助に向かうなんて事態になるともう完全に実写なれどマンガ化って気分だった、。軍が膨大な制作費を立て替えているだから良いじゃないのさ最後に勝てば、、って言う何時もの図式なんだが、、。

その昔、同じような映画で”ファイヤーフォックス”ってのがあったっけ、、あっちはクリント・イーストウッドがその人工頭脳搭載の戦闘機をソビエト連邦から盗み出して来るお話だった。あっちの方がスパイの要素があってもっと楽しめたような気がする、。