”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ハスラーズ”(19年)

この映画、てっきり”ハスラー”と言うからポール・ニューマンの玉突き師を描いた秀作だと思い録画して置いた。それがナンと邦題は”ハスラーズ”でポール・ニューマンとは縁もゆかりないストリップ・クラブを舞台にした映画だった、。しかも主演は御年50歳になるジェニファー・ロペスだ、、。

 

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時代背景は2005年頃、舞台はニューヨークのウォール街に近いストリップ・クラブ、日本のバブル期を思い起こすような好景気に証券マンが日夜ハデに稼ぎ、かつ遊んでいた頃である。彼らトレーダー連中には一晩で数万ドルも稼ぐ強者もいてまるでその実態は映画”ウルフ・オブ・ウォール街”でデカプリオとマコネヘイがあくどく稼ぎまくっていた時期に重なる。

そんな彼らが唯一の娯楽として通っていたのがこんなクラブでダンサーを前に数千ドルも使い豪遊していた。そのクラブで働く女性たちのお話でラモーナ(J・ロペス)は古参のやり手、その彼女に心酔して弟子になりたいと申し出るのがデスティニー(コンスタンス・ウー)でこの二人が手を組んで詐欺まがいの商売に乗り出すと言うお話だ。

しかし好景気は何時までも続かない、、時代は2008年になりリーマンショックで一気にウォール街が壊滅的打撃を受けてしまう。そうなるとストリップ・クラブで豪遊する客もいなくなり一時はラモーナもデスティニーに売春まがいの商売に転向する事を余儀なくされる。

まあそれでもめげない二人もスゴイが今度は客の酒に細工をして酔わせクレジットカードの情報、詳細を聞き出す荒業に走って行く、。この新商売がえらく的中し今度は仲間を増やしもっと派手に稼ぐようになる、。

そんなお話だがどうもこれは実話の手記に基づいて映画化されたようでジェシカ・プレスラーと言う女性が2015年に書き下ろした自伝が元ネタらしい、。公開当時、評論家諸氏からはジェニファー・ロペスが絶賛を受けたらしいがどうもオレにはムリだった、、”アウト・オブ・サイト”の刑事役からはかなり年月も経過しているがあの時の印象が消えてしまうのでこれは見ない方が良かったかも?