”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”Luther 刑事ジョン・ルーサー シーズン5”(19年)

この正月第二弾のTVシリーズとして都合4時間のロングラン視聴をしたのは”刑事ルーサー”だった。これはイギリスのBBCが主演にイドリス・エルバを迎え混沌としたロンドンを舞台にかなり衝撃的な犯罪を描いた異色刑事モノだ。これまでシーズン1から4話までは放映されていて全部見ている。

今回はシーズン5と書かれていたのでてっきりまだ見てない新作だとばかり思ったら何の事はない、この5も再放送じゃないか?IMDb情報で新作制作中、と書かれていたのでオレが早とちりしたようだ、。

 

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しかし年々オレの記憶がズレて来ている、出だしの一時間は全く記憶にない、、やっと終盤になり以前鑑賞済みって判ったのだ。最初からTV放映用として制作されているが前後作で夫々が2時間枠、こうなるともう完全に劇場公開用としてもおかしくない。

主演のルーサーは辣腕刑事だが何処となく後ろめたい雰囲気がありしかも上司には言わず勝手に行動を起こしてしまう、、シーズン1からずっとそんな雰囲気でしかもかなり全体が暗い、犯罪組織とも繋がっている様子だし、、それにサイコパスと診断された天才物理学者のアリス・モーガン(ルース・ウィルソン)とは切っても切れない仲なのだ。以前の逸話ではアリスの重大犯罪を庇っていたケースもある。そして今回のおぞましい複雑怪奇な事件は、、;

 

ロンドンで男性2人の変死体が発見される。刑事のジョン・ルーサーは、新しい相棒キャサリン・ハリデーとともに捜査を開始。無差別殺人にも見える大胆な手口だが、手掛かりはなかった。しかし、ある精神科医から情報提供を受け、容疑者が浮上。捜査は急展開を見せる。一方、ギャングのボス、ジョージ・コーネリアスの息子が誘拐された。コーネリアスは、無実のルーサーを疑う。胸騒ぎがしたルーサーは、同僚のベニー・シルバーの力を借りて、誘拐事件の真相を探り始める。すると、思いもよらぬ人物が彼の前に現れ・・・。

 

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とこんな展開だが全編が実に暗い、好き嫌いもあるが”刑事モース”や”私立探偵ポワロ”とは全く違う犯罪ミステリーだ。既に見ていると言うのに気が付いたら前後編、全部再鑑賞していたじゃないか、。

こりゃ2日間に渡り家内に付き合ってしまった”駅伝”の反動だったのか?笑っちゃうのは選手の走りはそこそこに背景に映る日本橋から箱根路に至る風景や建築物が興味深い。ホラホラ、あそこ昔はああだったこうだったと箱根へ着くまで東海道の移り変わりをエンジョイしていた、。