”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”アストリッドとラファエル 文書係の事件録”(19~21年)

フランスのTVシリーズ、犯罪捜査モノだがこれまでの警視、刑事が活躍する作品とは大分設定が違う。まあ独創的、、とでも言ったらよいのか、。でもアメリカでも日本でも過去には似たような設定で犯罪捜査にあたるミステリーがあった気もする。

その概要は、、;

犯罪資料局で働く自閉症のアストリッドは、警官だった父親の影響を受け子供の頃から刑事事件の調書や謎解きに人一倍興味を持っていた。そして、犯罪学者や監察医並の知識も兼ね備えている。ある日、医師の自殺を調べている警視のラファエルに的確な資料を出したことでラファエルに才能を見出され、ラファエルは医師が動機もなく自殺した3件の事件を一緒に調べてくれとアストリッドをスカウトする。

 

 

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かくしてアストリッドは捜査の中心にハマり込んで行く訳だが、、このアストリッドを演じている女優さんが魅力的だ、それに彼女の少女期を演じている人も凄く似ていて最初は二役か?と思った程だが単に似ているだけじゃなくてあの少女が成長するとこうなるんだろうと妙に納得出来る風采、演技なのだ。

アストリッドのキャラクターは自閉症って事もあり人とは目を合わせて話すのが苦手だ、更には自分の思い付きを話し出すと機関銃が如く早口でフランス語をまくし立てる。そのセリフからじゃオレには到底理解出来ないが字幕を読む限り凄く的を得た的確な事を喋り尚且つ事件の核心を突いているのだ。

これが一種の爽快感に繋がり毎回ラファエルはこの彼女に指摘からヒントを得て事件解決と進んで行く、。無論、派手な撃ち合いとかカーチェイスなんて事は一切ないし極悪非道な犯人が毎回出て来る訳でもない、それが又、このドラマの魅力って事になるんだろう。

本国では2シーズンで9話と8話の合計17話が制作されているようなので当分楽しめそうだ、。野球が始まる前の最後の連ドラって事になりそうだ。