”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

刑事の中の女刑事

やはり女刑事さんだって大活躍しているので投稿しない訳にはいかんだろう、、でも数多くの犯罪モノを映画やTVドラマで見て来ているがイチオシで思いつくのは一人だけ、その次に出て来る人がなかなかいないのだ。

映画からは唯一、コレだっと言う彼女が一人いるのだが正確にはFBIの捜査官なので連邦の職員となり所轄の警察官とは違う、。でもやっぱり第一人者かな?それはクラリススターリングを演じたジョディ・フォスターだ。

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彼女が新米捜査官だった時に遭遇するのがハニバル・レクター博士、映画は”羊たちの沈黙”である。映画が制作、公開されたのが1991年でジョディは当時31歳、劇中の設定ではもっと若いハズだが元より初々しい容姿だし新米捜査官として100%当たり役だった。

劇中、彼女には暗い幼少期の過去がありそれをレクター博士に指摘され自分では気が付かなかった過去の呪縛から覚醒すると言う設定でレクター博士と通じる様になり結果、バッファロー・ビルと言う連続殺人犯逮捕(銃殺)に至ると言うサイコミステリー。

原作はトーマス・ハリスが書いているがその後シリーズ化も、続編ではクラリスをジュリアン・モーアが演じていたのだが今は”クラリス”と言うタイトルでTVシリーズ化もされている。

この手の犯罪映画としては超珍しく翌年のアカデミー賞では作品、監督、脚本に次いで主演男優賞にアンソニー・ホプキンズ、そして主演女優賞はジュディ・フォスターへと渡り主要5冠を達成している。そうなるともうオレがとやかく言う必要はない、それ程に素晴らしい捜査官だったのでこりゃ文句なしだ。

そしてもう一人の辣腕女刑事どのは、、伝統あるイギリスの刑事ドラマから、。実はこの分野、他にも候補は大勢いる。でも男社会にあって最初に女性の立場を確立して男勝りの活躍とその地位を確立した功績は半端じゃない、。

 

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これはシリーズ中、劇中でも何回か上司や警視総監がセリフとして語っているように犯罪捜査に新しい風を巻き起こし警視(上級職)に昇り詰めたジェーン・テニソンを挙げない訳には行かない。その苦労たるや、男子刑事も言い負かせる程に卑猥で下品な言葉使いは無論、一切妥協を許さない信念に燃えた逞しい刑事振りだった。

それが長く続いたドラマで主演を演じ続けたヘレン・ミレンである。奇しくも先の”羊たちの沈黙”が公開された年、1991年にスタートしたシリーズで当時、46歳頃のTV主演作だった。結局、最後は2006年まで劇場公開用に匹敵する長編が9本制作されている。無論これが彼女に取っても代表作になりエミー賞も受賞しているがやはりこの二人の”刑事”さんのキャラクターと活躍振りはボクの中ではサイコーだ。