”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”イェローストーン”(20年)

 

冒頭この独奏的なテーマ曲で始まるTVシリーズWOWOWでは毎週2話ずつ放映してくれるのでシーズン1も2も(夫々10話で構成)あっと言う間に終わり、いよいよシーズン3に突入だ。

主演はケヴィン・コスナーで総体的に言えば現代に蘇った西部劇である。大牧場主のジョン・ダットンを演じるケヴィン・コスナーだが奥さんを亡くした彼には息子が二人と娘が一人いる。そして広大な牧場の運営を手伝う従業員、カウボーイ達が居てモンタナ州を舞台に壮大な物語になっている。最初のシーズン1を見た限りではコレはオレのストライクゾーンからはちょっと離れすぎているかな、、と思ったが結局、1も2も全部録画収録して見終わってしまった。

まあどっぷり浸かってしまったって訳だ。ダットン一家が遭遇する難題や理不尽な仕打ち、それにカウボーイ達にもヘンテコな奴が居たりして毎回目が離せなくなっているのだが逸話のスピードが早く退屈な場面はありゃしない、しかもCMフリーなのでトイレにも立てないし、、。

 

 

 

それにしても携帯電話を駆使しダットン家のヘリコプターが飛んでいる時代設定だと言うのに皆さん拳銃やライフルは当たり前のように持っているし100年以上も前の西部開拓史並みにぶっ放すのには驚かされる。

シーズン1では登場人物全員の背景が語られたが長男のジェイミー(ウェス・ベントリー)は弁護士、次男のカイス(ルーク・グライムス)はカウボーイだが親父とは反りが合わない、でも結婚してて息子がいる。長女のベス(ケリー・ライリー)は頭脳明晰で親父さんの片腕、、と思いきやこれまた、確執があって家族とも反目している。

そんな状況説明からダットン家が先祖代々受け継いて来た広大な土地を搾取して総合リゾートを建てる計画も持ったヤツ、それに同調する市の役人やら保安官など、、が入り乱れて凄まじい戦いに発展して行く。

シーズン2ではそんな敵対する連中がダットン家、一人一人にターゲットを絞り最後は決戦にまで発展する。ジョンがこよなく愛している初孫のテイトが誘拐されて終盤は壮絶な戦いに発展してシーズン2が終わっているので次のシーズンを見ない訳には行かなくなっているのだ。

ジョンを演じるケヴィン・コスナーは63歳になるらしいがこのドラマでは一家の守護神として時には銃を手に、ある時は陰になって命令を下す。映画の”ボディーガード”や”アンタッチャブル”の時からは大分時間が経過してるがそれでも強い信念を持った大地主を好演している。

やはり制作元プロデューサーも局の重鎮だって主演に誰を持って来るかが大きく評価に影響を与えるし視聴率さえも左右すると言う事は充分判っているんだろうと改めて見直した次第であります。