”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”バスルーム 裸の2日間” (11年)

原題は”Madrid、1987”と言うスペイン映画で制作されたのは2011年なんだが何故かタイトルは1987に、、。大分前にオーストラリアで英語の字幕版を見ているのだが今回は日本語の字幕版でアマゾンプライムの配給で見てしまった。

まあハッキリ言って二度も見る程の映画じゃないのだが日本でやると何処までボカシが入ったりカットされているのかそれを確かめたかった、、(汗)。

 

 

映画は非常に単純なもので大学で講師もするが毎朝欠かさず新聞のコラムを担当している初老のおっさんとジャーナリズムだったか文学かで単位が二つ足りないと困っている女学生二人がひょんな事から狭いバスルームに閉じ込められてしまうと言うお話だ。

恐らく背景は原題通り1987年なんだろうがマドリッドの街中のカフェで執筆中のミゲル(ホセ・サクリスチャン)の元へ学生のアンジェラ(マリア・ベルバルデ)がやって来る。どうやらアンジェラはミゲルがコラムを書いている事や講師の立場を知っていて自身が書いたモノを添削して貰いにやって来たようだ。

そしてミゲルは友人から借りていたアパートの一室へアンジェラを連れ込む事に成功する。こりゃもう完全に確信犯で最初からアパートの鍵を借りて来たと言う事は若くて美しいアンジェラと一夜を共にしたいと言う思いがミエミエだ。ミゲルの友人はどうも画家らしく室内は絵画散らかっていて絵具もそのまま放り出されている。

照れ隠しだったのかミゲルは手にした絵具をアンジェラに擦り付けてしまいそれを洗い落としに入ったシャワーへミゲルも裸になって突入、ところが建てつけの悪いドアが閉まってしまい二人はタオル一枚でそのバスルームへ閉じ込められてしまうのだ。

そうして月曜には帰って来ると言う友人が戻るまで二人は裸で過ごす事になり映画はほぼ全編この密室での”おっさん教授VS美人女学生”の会話と行動に終始する。

このアンジェラを演じたマリアさんは黒髪の美女、そんなにスペインっぽくはないのだが清潔感溢れる美女、、ナニもそんなミゲルのような初老のおっさんに付き合う事はなかろうに、、と思ったがそうしないと映画にならん、。そりゃオレだって20年くらい若けりゃこのシチュエーションに4630万円払っていたかも??