”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”インビクタス / 負けざる者たち” (09年)

先日Youtubeを流してたら”Best of Morgan Freeman”と言う彼の出演作ベストテンが紹介されていた。その10位にランクインしていたのがこの”インビクタス”だった。公開された当時はほぼ国民全員がラグビーファンでもあるオーストラリアにいた訳だがオーストラリアVS南アフリカの対戦もあったし映画は大ヒット、かなりの映画&ラグビーファンが映画館へ押し寄せた。

背景は1995年のワールドカップが舞台、”スプリングボクス”(南アのチーム名)が決勝でニュージーランドオールブラックスと対戦して劇的な勝利を収める訳だがダメチームだったのを長かった幽閉生活から解放されて90年に大統領に選出されたネルソン・マンデラ(M・フリーマン)がチームにテコ入れし主将のフランソワ(マット・デイモン)の奮起を促し勝利するまでが描かれている。

 

 

 

 

まさに実話だ数多くある”スポ根”ものとはちょっと違って底辺にはアパルトヘイトと言われた差別がある。主に白人種がチームの主要選手だったスプリングボクスは黒人の間では人気がなかった。現に黒人選手も一人だけ、、その垣根を取り除いて全国民に浸透する強いチームにしたいと言う願いのもと大統領が自ら主将のフランソワと逢いワールドカップに出場出来るようにして欲しいと懇願するまでが中盤でそれから終盤に掛けてチームの快進撃が始まる。

更にクライマックスは強豪のオールブラックスとの対戦で逆転勝利する訳だがまさにこの辺りは結果は判っちゃいるが最後の最後までハラハラドキドキの試合展開である。

監督はクリント・イーストウッドで出演はしてないがモーガン・フリーマンとは”許されざる者”、”ミリオンダラー・ベイビー”とこれが三作目の付き合いだ。パパが出演せずとも息子のスコットがスプリングボクスの一員で出ているしもう一人の息子、カイルが音楽を担当しているのでこりゃもうイーストウッド一家の映画かも知れない。

そのモーガン・フリーマンだが他に選ばれた9作品には、、;

”グローリー”(89年)

ドライビングMissデイジー”(89年)

許されざる者”(92)

”セヴン”(95年)

ミリオンダラー・ベイビー”(04年)

最高の人生の見つけ方”(07年)

”ダーク・ナイト”(08年)

”アミスタッド”(97年)、等が入っていて最後はやはり、、

ショーシャンクの空に”(94年)がトップでした。

まあボクとしては”ディープ・インパクト”のアメリカ大統領も良かったんですがね、、でも90%以上大納得の選定だった気がします。