”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ナイブズ・アウト / 名探偵と刃の館の秘密” (19年)

そりゃ原題は”Knives Out”だがそのままカタカナにするかな~、、副題があるならそれをそのまま邦題にしときゃ良いものを、。兎も角これまで断片的にしか見てなくて通して見たのは初めてだった。

アナ・デ・アルマスとダニエル・クレイグの絡みがあり”007”での魅力満点のアナちゃんとは大分印象が違うのだが(恐らく撮影されたのは此方が先)この映画から”007”に抜擢されたとしたら配役を担当したCasting担当者とプロデューサーの選球眼には感心するっきゃない。

映画は典型的なアガサ・クリスティー調で豪華な配役陣を使い限られた空間で起きる殺人事件を解決するってスタイル、、これはもうエルキューロ・ポワロでも良かったんじゃなかろうか?

 

 

アメリカの東海岸が舞台なせいかIMDbやアメリカ国内の専門家の評価が驚くほどに高いのにも驚くが個人的にはやはり富豪がこんな形で殺害されるストーリーからはイギリスの片田舎を想定してしまう。

ダニエル・クレイグが呼ばれてやって来る私立探偵、ブノワ役を演じているがボンド役でのキングス・イングリッシュから一転、アメリカ南部訛り丸出しで惚けた探偵を好演している。片やアナ・デ・アルマスは富豪ハーラン(クリストファー・プラマー)の専任看護婦役で派手は一切無くひたすら地味な身なりに徹していた。とてもこの映画での彼女から”007”で魅せたCIAの駆け出しスパイは想像出来なかった。

他の配役はジェイミー・リー・カーチスマイケル・シャノンドン・ジョンソントニ・コレットクリス・エヴァンス等と早々たるメンバーでハーラン一家の家族を演じている。この手の犯人捜しものはそれなりに売れた配役陣から真犯人を見付けるのが主旨で誰がウソをついているのかを解き明かすのが私立探偵の役目だ。

映画では地元の警察署は自殺と断定しているが匿名の依頼書によってブノワ探偵が捜査にあたる事になり各関係者を尋問していくと言うお決まりのスタイルを継承している。一体誰が何故私立探偵を依頼したのか、、真犯人探しと共にその謎解きも加味され最後まで???で終始した娯楽作でした。

待てよ、、映像を検索していたらこんなのがあったぞ、、本当かいな?