嬉しいニュースが昨晩入って来た。それはトム・ヒドルストンがストイックなスパイ振りを演じて絶賛を受けたジョナサン・パイン役で復活するのだ。シリーズはジョン・ル・カレの原作による”ナイト・マネージャー”、そのシーズン1は2014年に配信され6話で完結している。今度はそのシーズン2で背景は現代との事だが同じ制作陣と脚本家が抜擢されていると聞く。
ボク的にはこのトム君が一番ジェームズ・ボンドに近い役柄でこのシリーズを見た時にダニエル・クレイグの後釜に納まっても良いのでは、、と思い続けて来た。でもその後、”キングコング”やアメコミに出る様になってしまい忘れてしまった。
このシーズン1では背景がエジプトの高級リゾートホテル、そのホテルで夜間マネージーを勤めるジョナサンがひょんな事で美女を助け一瞬のうちに恋に落ちてしまう。ところがその情夫であるリチャード(ヒュー・ローリー)ってのが極悪人で武器商人、イギリスの情報部MI6から目をつけられている、、。
そんな冒頭から始まる、もうジョン・ル・カレ100%の面白さでその後、MI6がジョナサンに近づいて来て何とかリチャードに取り行って情報を流して欲しいと半ば強制的にスパイとして活動する事を強要されるのだがその手段がもの凄い。
何とリチャードの一人息子を誘拐して身代金を要求する、、それを裏で操るのがMI6、そして情報部の職員が誘拐犯に化けているのだがジョナサンは身を挺して子供を誘拐犯から取り戻すその過程で味方を銃撃する事になってしまう。だがその時の大活躍で息子からはヒーローとして崇められパパからは信頼のおけるボディガードとして何処へ行くにも彼の右腕としてご奉公する程に信頼を厚くする。
実は原作は未読なんだが映像化されたシリーズものとしての完成度は非常に高い。海外ロケも多く下手な長編映画より脚本もしっかりしてて大満足出来る内容だった。今度もアマゾンが制作に関与しててネット配信がメインとの事、恐らく6~8話で完結となると映画館上映はムリだろうが早くして欲しい、、シーズン1が終わってからもう10年近くが経過しているんだ。