日本の桜と同じようにこの季節、春先になるといたるところにジャカランダの花が咲き乱れる。日本の情緒とは違って情熱的とでも言おうか、むせるように咲きそれその色の濃さには毎年ビックリさせられる。
市内広しだがこのアスコットと言う住宅街に咲くジャカランダはその大きさ、枝振りの良さ、色合いの鮮烈さがとても素敵である。実は７年前までこの近所に住んでいて勝手知ったる場所なのだがあれから７年が経過しても此処のジャカランダに負けずに咲き乱れている形の良い木にはなかなかお目に掛かれない。今年も他の場所を探し回ったのだが結局此処に辿りついてしまった。デジカメ（ワタシのカメラがしょぼい）のピクセルが古くて限度があり思った程に綺麗には映ってはいないのが残念だが雰囲気はお判り頂けるものと願っている。
桜よりは日持ちするが先週あたりが満開、一昨日の雨でかなり散ってしまったのが残念だがジャカランダが咲き、夏時間（クイーンズランド州だけは実施していない）に移行し競馬の祭典、メルボルンカップが行われると学生諸君は待ちに待った卒業式、そして学校も夏休みへ突入。一般人もそれにつられたように陽気さが増し、消費が増え、裏庭のバーベキューで連日大忙しだ。気の利いた連中はここぞとばかりに長期休暇へ、やれバリ島だ、ニュージーランドだ、インドネシアやタイまで出掛けて行く。
とんと我々には次元の違う世界だがそれでも夏到来（暑くていやだな～）は別に日本のような感じで蒸し暑く、寝苦しい、、と言うものとは程遠いので”豪”に入っては郷に従えとばかり精々ビールが美味しく飲めるように程々の肉体労働をこなし、元気にやって行きたいものである。
