”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

想い出のオードリー・ヘプバーン

この画像は53年、”ローマの休日”にキャスティングされる時のスクリーン・テストだったそうな、、当時24歳で主役に抜擢、これがオスカー主演女優賞となりスターダムをまっしぐら、、。


昨晩93年に制作された”想い出のオードリー、、”と言う66分に編集された貴重なドキュメンタリー映画がケーブルTVで放映されメシも食わずに画面に見入ってしまった。ホストはロジャー・ムーアでインタビューされる人達は長年交流があったジバンシーヘンリー・マンシーニから各作品の監督や前のご主人まで、、まさにファンならずとも貴重なものであった。

ローマの休日”以前の日本では公開もされなかった映画でのチョイ役姿も何本かあってこれらは始めて見るものだ。台詞は一行しかなくちょっと眼を逸らしているともう終わってる、、そんな下積み時代もあったんだ。そんな記録映画の中で我々には思いもしなかったが彼女も悩みを抱えていたそうな、、ご本人曰く顎の輪郭が四角ばっていてこれは何時もヘアスタイル、それとメークで何とか隠そうと必死の努力だった、、又、身長があり過ぎて好きだったダンサーに道は断念するしかなかった、、晩年ももっと数多くの作品に出たかったがオファーが少ない、、等など。

ティファニー~”では非常階段脇でギターを爪弾きながら主題歌を歌うシーンがあるが試写ではパラマウントの首脳陣から”あの場面はカットだ、、”と通達されたにもかかわらず”Over My Dead Body!!”と首脳陣と渡りあったそうな、、これは翻訳すると”ワタシの抜け殻を踏んでやるのね!”みたいなオードリーには似合わないかなり強烈な言い回しだ。しかしそのお陰でこのシーンは残り、彼女の伝説が又、増えた事になる。

他にも書ききれないくらいの逸話があってすっかり時間を忘れてしまった。メル・ファーラーとの間に長男がいるがもし長女だったらどんな女性になっていたんだろう、、。