今日も朝から雨模様、、時折激しくなってもうプール掃除、庭木の手入れや芝刈りなんてもんじゃない、おまけにカミナリまで鳴っている。歴史的にもこのブリスベンは11月に一度も３０度を越さなかったことはなかったそうな、、雨は記録的だしダムは溢れている、、折角のクリスマスシーズンだと言うのにこれじゃガキも可哀想だ。来週からは夏休みになるのにこのヘンテコな気候は何時まで続くのだろう、、まあ止まない雨はないっちゅうから心配はしてないが、、しかしこれじゃ芝が急成長するんだろうな、、それがイヤだな。
そんなところに今年日本料理屋を開業した友人から店舗改装の依頼、お店は小さいものだが新聞雑誌で取り上げられた結果か連日大繁盛、平日も週末も夜は予約が一杯、我々もちょっと飲みに行ってみるかと半端な気持ちでは出掛けられない、、いちいち予約していくのも面倒なので昼間ちょこっと食べに行く程度にしている。それが更に高級感を出し個性的な玄関ししたいとの意向を申し付けられ早速原案を、、。
これじゃちょっとシンプル過ぎるかな、、第一玄関はガラス戸二枚なので間口がもっと広い、、でも壁にして防火規則させ守ればこんなに狭くしてもいいのだが、、。
この画像自体はちょっと寂しくてそのまま使う訳にはいかないが玄関口のアイデアとしては格子と板塀を巧く組み合わせていてちょっと覗いてみたくなるような、、でもやはり店内が多少見えないと此方ではダメなのでそれが巧く取り入れられれば悪くない、、。
この格子は良く使われる手法だが坪庭的に巧く植物や日本風の竹や木々を配置出来れば、、グーだと思うのだが。これならちょっと一杯やって行きたくならないだろうか、、。キレイな女将さんが中から”お越しやス、、”何て言ってくれたら絶対に入るな、、それはおっさんだけか？
これも一般的だが格子を使って二枚戸、店内も見えるし清潔感一杯で回りに緑を配置すれば入り易そうなお店になるのでは、、。
これは規格上問題があるかも知れない、、何せ歩道部分に接しているし外にはやはりテーブル席が６卓、２４名は着席出来る戸外の部分がある。そこに座ると疎外感を感じるかもしれないな、、って事は先の案件全部ダメじゃん、、？
これは場合によっては高級感を出せるがビルの一角用店舗だろうな、、。これをやるには本格的に玄関周りに手を入れないと、、でもやはり日本料理屋には格子戸が合うのかな、、暖簾は外せない必需品だが、。
うん、これは明るいし一部透かせば外に座るお客さんにも見えるし中からも外が見える、。これに植木や竹を組み合わせたら、、どうでしょう？まあこんな原案を使って今度はご本人と相談しながら絵コンテを描いてどんな雰囲気が一番合うか検討してみよう。規制もあるだろうし思い描いたものがそっくりそのままって事はあり得ない、第一オーストラリアでこんな建具材があるかどうか、、日本からの取り寄せになると今度は規格が違うし面倒な事になる。
管理人業の延長として次は日本料理屋の管理もやるか、、、、。
もっと良いアイデアか構想があれば是非お願い申し上げます、、。以下が諸条件と言うかこのお店の環境です。
○ ブリスベン市内まで５－６キロ圏内
○ 昼夜と通りの多い住宅街で周りにはイタリアンからタイ料理までレストランが豊富、競合する日本食屋はスシロールテイクアウェイ店だけで夜の営業はなし
○ 現在の客単価は昼間１４ドル、夜は２６ドルで酒類ライセンス取得済み、ボルトワインの平均が２４ドル
○ 日本人客の利用は２０％以下、高級住宅街に囲まれた地域でアパート、マンションも多い
○ 日本国総領事宅が徒歩圏
○ 内装は至ってシンプル、クロス張りで全体はベージュ、テーブルは濃い茶、イスは黒、寿司カウンターは４席のみ、、。
とまあこんな状況ですが将来的にも主流はオーストラリア人をターゲットとした展開。
見積もりに承諾を貰い早速着工、、何と徹夜仕事で３日で完成、それを朝の６時から玄関に取り付ける具合で営業日も休まず出来たのがこれです；
店の造作自体は変更出来ない為これが精々、、消防法やら面倒な事にならない程度って事で合計５枚の枠に夫々格子をはめる事でそれなりに和食っぽさを演出したのではありますが本音はもう少し本格的な改造がしたかった、、でも予算と工期に合致してお店は大満足。おっさんの手先で徹夜して仕上げてくれたＴクンやＳ君有り難う、これからこんな仕事を沢山受注しますんでこれに懲りずにヨロシク、、、、で今回の日本料理屋改造案は一件落着、、、。
