油断しているとすぐヤラれる、、１１月までは賃貸の更新もなくこりゃ当分表通りに看板を出し事務所の電話を携帯に転送して新規募集をかける必要はないだろうな、、、と思ってた矢先、お隣のプリシラさん、事務所に入って来て”ゴメンなさい、契約を解約しなくちゃいけないの、、”だよ。聞くとどうも仕事をなくしたらしい、、可愛いお嬢さんライラと二人、１００点満点のテナントさんだったのに半年も早く契約を解除されるとはな、、。まあそうも言ってられないので早速例の”賃貸募集中”の看板を、それが今週の月曜日、出した途端に４人からの問い合わせ、おばちゃんが一人、もう少し若いおばちゃん、此方はお友達と二人、そして多分中近東から来られたんだろうがご夫婦＋７歳の男の子、、にそれに今度はシングル・ファーザー、、離婚したのか２週間に一度だけ小さい娘たちが訪ねて来るとか、、最初の４日でこれだけ”見せてくれー”とやって来た。
何せすぐ我々の隣のタウンハウスだしウルサイのだけは困る。昼間は働いていて不在ってのが理想なんだがそうも上手く行くまい、経験からレストラン勤務とかは最初っから対象外、それと海外に親族がいてスカイプで延々と話されるのも困る、あれって結構大きな声で話すし時差の関係でトンでもない時間帯に電話をしまくる、、。そんなでまあこの週末はしっかり電話番でもしてもう少し粘ってみるか、、と考えていたらさっき例の中近東から来たご夫婦がいそいそと申し込み書を持参してやって来た。
レバノンあたりから来たんじゃなかろうか、、余りの嬉しさに肝心の事を聞くのを忘れちゃったよ、。メッカの方角を向いて毎日大音響でお祈りだけは困るんだが、、。でも奥さんはちゃんと普通の格好をしているし別にベールもしていない、過去半年住んでいたところでは学校への通学が大変なので、と言うのが引っ越してくる理由なので其処のマネージャーに問い合わせはしてみよう、しかし此処へ越してくるタイミングも良いしこれで”ガッツ・ポーズ”で決めてみよう、、今回は一週間以内で引き合いが多かった、これも経験値だが通常決る打率は１割台、１０人見学に来てやっと一軒が”本気”って感じなんだが売り手市場なのかな、近所のタウンハウスにはあっちもこっちも賃貸中の看板が出ているので今回は苦戦を強いられると実は覚悟していたんだが、。まあナンか問題があれば又、その時さ、スカーレットだってそう言ってたじゃないか。
