先日見た”ファミリー・トリー”、ジョージ・クルーニーが苦悩する夫、そして父親を演じてオスカーにもノミネートされた秀作だ。だが何日か経過してもハワイの印象が拭えない、。もう半世紀以上が経過しているのだがやはりハワイ=エルヴィス・プレスリー=”ブルー・ハワイ”に尽きるような、、。
プレスリー主演の映画は56年から66年にかけて20本以上が制作されていて彼が主題歌を歌い踊りアイドル化された映画が殆どだ。まあはっきり言って内容は二の次、画面で彼の歌を聞き、何時ものパターンで恋愛ごっこをし最後はめでたし、めでたし、と言うワンパターンである。しかしこの映画”ブルー・ハワイ”はチト違う、、;
映画のストーリーは例の如く他愛のないものだがバックのハワイ、そして数々のヒット曲、半世紀も前の映画だと言うのにハワイと言うとどうしてもこの映画が真っ先に思い出される。そりゃ街中のホテルやリゾート開発は大きく変わっているだろうがこうやって見る自然はこの時から少しも変わっていないのではなかろうか、、。
プレスリー主演の映画と言えば最初に”ラブミー・テンダー”を歌った同名の映画、そしてアン・マーガレットが共演した”ビバ・ラスベガス”とこの3本しか印象に残っていないのだが、、。そうそう後年又、ハワイを舞台にした映画がもう一本あったっけ、、確か日系のジェームス・繁田が共演してた。
今でもハワイへ向かう日本の観光客は年間100万人を軽く超えるとか、、。同じ米国だしアメリカ本土から訪れる人がそりゃ一番多いのだがホノルルのあるオアフ島を避けていきなり他の島へ入り其処へ滞在するのが通らしい。オーストラリアのケアンズはかなり緯度的にはハワイに近いのだがポリネシア文化はないし残念ながら音楽の分野でもハワイアンに対等出来るモノがない、、。幾ら独特のものを打ち出してハワイに対抗しようと州政府は観光局を総動員して毎年莫大な費用をかけ、各種キャンペーンを開くのだが、、、こればっかりは足元にも及ばないのが現状である。