”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

秋を忘れたブリスベン

例年なら4月はもう秋、まあブリスベンは亜熱帯地方に属するのではっきりした季節の変わり目はないに等しい、、それにしてももう冷房は不要になるハズなのだが、。

緯度からいくと27度、沖縄が26度なので一番気候的には近い都市だが4月も20日を過ぎたのに昨日は日中30度と普段より4~5度高いと予報のおねいさんが言っている。晩になっても18~20度なので相変わらずタオルケットで充分だ。そして月曜が”アンザック・デイ”(1915年4月25日、トルコのガリポリにオーストラリア、ニュージーランド連合軍が上陸)なので休日となり3連休となる。

イメージ 1管理人としては相変わらずプールの利用者もあるし物件の売買がこのところ盛んでこの2ヶ月余りで売却物件やら新規賃貸契約で相変わらず忙しい。表通りには”販売中”の不動産屋の看板が乱立、それも殆んどが決着した。

6号、このご夫婦は此処の開発が竣工した時から住んでいた一番居住歴が長い住人だったのだが奥さんがリタイアしたのをキッカケに娘夫婦が住む北の田舎町へ移住するそうだ。

28号、一昨年ご主人を亡くし一人住まい、息子さんが近くに住んでいるのだがやはり猫と一緒にいるだけでは寂しい、遥か昔にラトビア地方から逃れて来ているのだが今回、息子さんからの提案で近所のシニア施設へ引越しだ。

26号、このおばちゃんはずっと一人暮らし、何でも二度結婚に失敗しているらしいがイギリスからの移民、まだ60代半ばとお若いのだが今回自宅を売って娘さんと同居するそうな、、これはかなり珍しいケースだ。

20号、以前賃貸に出していたご夫婦、近所に新たに自宅を建てていたとかでもう此処は売って新居へ越すそうな、、。

以上が今回売りに出された物件一覧。昨年から辿ってみると、17号、14号、8号と売却、購入されているので合計32戸っきゃない集合住宅地にしてはこりゃもの凄い”転移率”になるのではないだろうか??

日本のように”住宅は一生モノ”と言う考えはないような、その時のライフスタイルに合わせて自分に最適な物件を買い、移り住む、そんな感じがしている。現に我々だってこの25年、最初は賃貸だったが合計5箇所に移り住んでいる。以前は金利が高かったが今は史上最低率、これが最近の購入希望者の原動力だがそもそもその物件が高額になっていて若い世代には”家を買う”だなんて事はとても無理、、とはテレビや新聞紙上で何時も言われている事なのだが、、。

それにもっと大きい転売理由は不動産としての資産価値が下がらないって事かも知れない。オージーは時間を見ちゃ手を加え、修理をし、改造をして価値を上げる努力を惜しまないしそれがごく一般的な思考回路だ。確かに新規物件も限りなく沢山出回ってはいるのだが買った物件の資産価値、売却額が増えているので売るのも簡単で損はしない、例えばこの敷地の12年くらい前の販売価格が30万ドル程度だったのが今じゃ40万ドルを越している感じだ。従って80円計算でも800万円から値段が上がっている計算になる。12年でこの値上がり、銀行へ預金していてもそんなには増えないのでこれは投資物件として家を買うと言うのは理にかなっている。

何時までも秋にならない、、と思っていたら不動産談義になっちまった。こうして居住者の多くが移動している現実、我々が来て7年目になるのだがその当時から住んでいる住人は、、賃貸者が僅か一人、所有して自分たちで住んでいるのが8世帯だけになっちまった。さて次なる我々の物件はどうするか??次の一手はもう”終の棲家”だぞ、、映画にうつつを抜かしてないで真面目に考えろっ!!

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