”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

オージー・エクスプレス

オリエンタル・エクスプレスならぬオートラリア版、鉄道エクスプレスだ。厳密には”サンランダー”と名前が付いていて、週に5本が運行されておりブリスベンから北の突端、ケアンズまで陸路で行くと1700キロあるのだがそれを二日かけてのんびり旅行が出来る。空路だと2時間半掛かるので広いオーストラリア大陸を実感出来るのだがあっちのオリエンタルみたいな寝台車両とかレストランはなく飛行機と同じ、スチュワードが食事、飲み物を運んで来てくれるのだ。

イメージ 1これが運行路線、ブリスベンを月曜の朝9時に出るとケアンズには翌日月曜日の夕方4時15分に到着する。

その昔、このAirlie Beachと言う街のちょっと南にプロサパインと言う人口僅か2000人の小さな”町”があったのだがそこへ単身赴任していた。リゾート開発(この言葉は今や諸悪の根源だ)に携わっていたのだが物珍しさも手伝って日本からの観光客がケアンズに降りこの列車を利用してリゾートまで20分のProserpineと言う街までやって来るケースがあった。

皆さんそりゃ風光明媚な海岸線を列車が行くし車内弁当だって楽しみさ、、ところが地図でみりゃ”海辺”になっていてひょっとしてグレートバリアリーフも見える??何て事はあり得ないのだ。これは運行側もちゃんと表示すべきだと思うのだが海も海岸も一切見えないそうだ。ただひたすらサトウキビ畑を何処までも何処までも進むのみ、、そんななので先のプロサパインまでやって来たご夫婦はその後、再度列車に乗ってブリスベンへ向かう予定をキャンセルして空路1時間半でブリスベンへ行ってしまった。

イメージ 2空から見るとこんな風景がずっと続いているそうだ、、恐らくこれは当初、物流を最優先した結果直線で最短距離に線路を通した結果だろう。

少しでも将来を見越して観光客動員の意思が何処かにあればもうちょっと海側とかを走らせても良かったんじゃないのかな??

イメージ 3

これが車内のいわゆるビジネスクラスらしいのだが結構お高いようだ。これなら船酔いって事はないしゆったり出来るとは思うのだが、、ダメだなぁ~、、このジイさんには無理だ。

日本のように各地で色とりどりの弁当が買える訳でもないし幾らビジネスクラスでもこの車内に20時間は座ってられないよ。じゃあ何でこんな記事を書いたんだ?さてナンでだろう??そうだっ、水道工事屋のおっちゃんが来るのを待っていたんだった、、消すのもシャクなので今日はこのままで、、。