”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

Dino's とマット・ヘルム

イメージ 1チョイと古い話で恐縮だが、、でももう新しいものを仕入れる能力がないので過去を振り返るっきゃないと言う厳しい現実を目にしているのだが、。

このビバリーヒルズにあったレストランには良く通ったのだ。時代は77年から83年くらいの間、店のオーナーはディーン・マーティンで一度だけ店内で見かけた事がある。

フランク・シナトラ一家の一員として多くの映画にも出ていたしそれ以前にはジェリー・ルイスとお笑いコンビを組んでいたのだ。決して演技派って訳じゃないのだが歌手としてそりゃもう多くのレコードを出しているし団塊世代なら知らない人はいないだろう?ダメかな?

イメージ 2そのディーン・マーティンが007の向こうを張って数多く制作されたアメリカ版スパイものでマット・ヘルムなる主人公を演じていた事は余り知られていないかも?ジョン・ウェインと西部劇、シナトラ一家の一員として西部劇や”オーシャン一家”に出た後に企画され公開されている。



最初が”サイレンサー/沈黙部隊”(66年)、それから”サイレンサー/殺人部隊”(66年)、”サイレンサー/待伏部隊”(66年)、”サイレンサー/破壊部隊”(68年)と立て続けに制作されている。何れも最初の原題が”The Silencers"だったが邦題は”サイレンサー”を冠にして全然関係のないタイトルだ。後年こんな手法がスティーブン・セガールの”沈黙”シリーズに生かされたんだろうか?

イメージ 3何故か(恐らく版権切れ)珍しくFOXがこのマット・ヘルムシリーズを放映してくれた。”沈黙部隊”は共演にステラ・スティーブンス、”殺人部隊”はアン・マーグレットを共演に迎えている。この二本を見るのに都合4日間が経過した。どうも途中で気がつくと寝ていたり、仕事の電話が入ったりで中断中断、、それに自分でも見るのが嫌になった事もあったかな?

何れもお話的には荒唐無稽で同じ設定でも007シリーズとは違ってお笑いの要素、、と言うかおバカな要素が多くて見るに耐えないってのが真相かも?アメリカのスパイの場合はCIAに所属するか全く別の組織を作り上げるっきゃないのだが何れも世界征服や殺人光線を発明しようとしている悪人を相手にプレイボーイ、マット・ヘルムが悪に立ち向かうと言う構図なんだがイギリスのスパイものとは雲泥の違い、”それ行けスマート”風なお笑いじゃないのだが”スパイ大作戦”とは全然違う、、緊張度が欠落しているのだ。

よせば良いのに4日間、途切れとぎれに最後まで見ちまった、、時間を返せ~、、って気もしないではないがこの期間めちゃくちゃ忙しかったのでどっちにせよナニを見ても印象は薄かっただろう、、。