”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

初めての健康保険証

先日のこっぱ恥ずかしい話。ブリスベンでは定期的に検診を受けていた眼科、もう3か月になるのでそろそろちゃんとした眼科医さんを紹介して貰おうか、と人づてに頼み込み”なかなか希望通りに予約が取れないんですが、、”と紹介された女医さんに連絡して家内と二人分の予約を、そしてやっと診て貰う事になった。

我が家からはバスで15分程度と近く、その診療所の目の前にバスが停まるのだ。これなら雪が降ってても大丈夫、、でもその路線は一時間に一本しかないので予約の時間に合わせて行き帰りを調整するのが大変だった。地下鉄ならもっと頻繁だが今度は路線が違い乗り換えるには一旦市内のターミナル駅まで出ないとダメ、それに雪のなかを片道20分も歩く事になる。やはりクルマがないと不便なんだ、、を実感する。

そしてその診療所、ドアを開けてそのままドカドカ入ったら、、ヤバッ、日本は靴を脱ぐんじゃん、、ちゃんとスリッパが用意してあるよ。これがそのこっぱ恥ずかしいの序章、。受付のお嬢さんに”では、この書式にご記入してください”、これは大丈夫、住所氏名電話番号くらいならちゃんと書ける。そして”では保険証を”と言われちゃんと用意して来た新品で手つかずの保険証を渡す。

そして暫し待合室で待っていると、、”○○さ~ん、この保険証、有効期限が切れてるんですがぁ~、、”っと大きな声で呼ばれる。うん、そんな馬鹿な、”ついこの間、10月に海外から越して来てちゃんと区役所へ申請したばかりなんですが、、”と言いながら窓口へ戻ってみると、、”有効期限:平成30年11月30日”と記載されているじゃないか。何ででしょうかね?っとこっちも頭を捻るばかり、向こうにはもっと理解不能だ。でも親切なお嬢さん、大丈夫ですよ、区役所へ問い合わせしたので今回はこれでちゃんと受診出来ますから、、とのお言葉。

それから女医さんに呼ばれ検眼開始、、例のあっち見てホイ、こっち見てホイ、、更に瞳孔を広げる目薬の点滴、オーストラリア程強烈じゃないがそれでも室内の蛍光灯が眩しくて目を開いているのが辛い。先生曰く、”あら、網膜剥離のレーザー処置を二か所されているんですね?”っと直ぐに見抜かれる。それから一応過去の処置と経緯を説明、”もう3年くらい前ですが近い将来白内障の手術をしようかね?”と”あっちの眼科医さんに言われているんですが、、”と言う間もなく”今のところ5段階で行くと1に入った程度なのでそれは当分大丈夫だぁ~、、”と言われホッと一息。

イメージ 1今回の検診、実はこれが一番の心配ごとだったのだがこれで又、執行猶予が付いたのです。でも一応、半年に一回くらいは定期健診しましょうかね、、っと言われ猛吹雪の街角へ解放された。それが何と一時間に一本やって来るバスの到着3分前だった。

翌朝、早速市役所へクレームの電話を、”10月に越して来て保険証の申請も済ませ、ちゃんと新規の保険証を貰ったんですがその有効期限が僅か一か月半って事があるんですかぁ??”そして書かれている詳細を告げる、。

すると”今回、簡素化が進みこれまでの国民健康保険高齢受給者証と国民健康被保険者証二つが合体したんですよ”そんな事を言われてももう何がなんだか、、、何でそんなにややこしいんだ?

そして続いて、、”確かに○○さんは平成30年10月15日に保険証が交付され、資格も同日獲得されてます”、、何でそうなるの?交付された日が資格取得日だなんてあったり前じゃないのか?もうこの辺りでイライラモードで”半落ち”状態だ。

だから”何で資格取得日から僅か一か月半で有効期限が来ちゃうんですか?”っと聞いているんですが、”ああ、そうでしたね、最初に取られた場合は有効期限が11月末日に設定されているんです”、ともうこれは訳が判らない説明になって来た。そして”保険証は切り替えの時期が毎年7月末になっていて今までお持ちだった保険証二つ分を一つに合冊したものを既にお送りしているんですがねぇ~、、”。

うん、この辺りから何やらイヤな予感が漂い始めた、。で改めて財布を開けると、、ピラピラのクレジットカードサイズの紙っぴれが出て来た。それをかざして記載事項を電話口で読み上げると、、”そうです、そうです、それが今度新しくなった保険証なんですよ、、”、”う~ん、どんでん返しじゃん”、これでジジいは”完落ち”、、暫し沈黙。っと言う事は昨日、診療所の窓口で辱めを受けていた時も財布にこの正規の有効期限が平成31年7月30日と記載された保険証を持っていたって事になる??

言い訳めくがやはり日本はややこしい、、ああだこうだと書類は山と送られて来るが”これが今度の新しい保険証です”、、とは何処にも書かれていなかった。今どき何処のお役所だってデジタル処理をしているんだからもっと簡素化し一番大切な事だけを住民に知らせれば良いのだ、なのに国民健康保険高齢受給者証やら国民健康被保険者証だの、、どの書類にだって生年月日の記載はあるんだし高齢かどうかなんてのは一目瞭然じゃなかろうか?お代官さま、もっと町民に判りやすくしてくんなまし、。