”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ライリー・ノース / 復讐の女神”(18年)

こりゃ刺激的な邦題じゃないか?原題は”Peppermint”と言うらしい、、何でだ??主演がジェニファー・ガーナーで他には知った顔は全くいない、それに”中華本土”の資本金が入っている、、って事は所謂B級映画だとは思ったがこの邦題に負けた、、。

 

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イデアは凄く良いのだ、その背景は、、;

ごく普通の妻であり母であった女性が、家族を奪われたことから自らを殺人マシーンとして鍛え上げ、壮絶な復讐戦に身を投じていく姿を描いたアクション。「96時間」のピエール・モレル監督がメガホンをとり、「エレクトラ」やテレビシリーズ「エイリアス」などで知られるジェニファー・ガーナーが主演を務めた。

ロサンゼルスの郊外で夫と娘と3人、平凡ながらも幸せに暮らしていたライリー・ノース。しかし、ある日、麻薬組織の犯行によって家族の命を奪われた彼女は、どこへともなく姿を消す。それから5年後、復讐のため再びロスの街に舞い戻ってきたライリーは、警察やメディアも巻き込み、麻薬組織と一大決戦を繰り広げる。

これを読むと気になるよな、、実際には映画を見終わってから読んだのだが、。

でも文句を言いたい事が山とある。まず”ごく”普通の主婦”だったライリーが5年後にロスへ戻って来るとランボー並みに強くなっているのだ。そしてその不在だった期間は海外に居たとかセリフでは説明があるが強くなった経緯が一切無くて見ている方はいきなり強くなったライリーにまごついちゃう、。それなりの素養があったならガッテンするがキャプションにあるようにごく”普通の主婦”なのだ。

それに麻薬絡みで”監視役”を断っただけのダンナが何で殺されるのか、しかも一緒にいた娘まで、??荒唐無稽は判っちゃいるがワンショットでもその経緯とナンで親分がそんなに”いかりや長介”なのか説明が欲しかった、。更にはライリーが瀕死の状態で敵を何回となくやっつけるのだが車やタクシーを使うでなくいきなり次のシーンでは瞬間移動しているのだ。まさか徒歩やランニングで行ける距離じゃないんだが、。

こんな細かいシークエンスで納得出来ない個所が何度も続くと、こりゃプロダクションは手抜きしてんじゃねぇ~のか?それに何で監督だってこりゃ設定がおかしいよ、、と直訴しなかったんだろうかと無性に気に(原辰徳、、)なってしまった。うん、待てよ、オレが舟を漕いでいる間に、ちゃんと説明されていたんだろうか??

最後はシリーズ化も予感させる終わり方だったがちょっと(本心はかなり大きく)残念賞だった。制作担当した関係者だって完成したラッシュを見て、”こりゃヤバい”と思わなかったんだろうか?幾らナニがあっても、起きても”OK牧場”の世界とは言っても見ているファンをバカにしちゃいかんぜよ、、もうちょっと真面目にやれぇ~、、。