”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”アウト・オブ・サイト”(98年)

原題は”Out Of Sight"、やはりそのままカタカナ表記された邦題だった。直訳しても”視野の外”だがサイトと言われりゃ普通はネットのサイトとか思い浮かべないかな?同様にナイト(騎士か夜か?)も混乱するのでこんな場合はもう少しアタマを捻った邦題にして欲しかった、、?
 
イメージ 1イメージ 2映画はカレン、(ジェニファー・ロペス)がFBI捜査官それに相対するのは根っからの銀行強盗専門家、ジャック、(ジョージ・クルーニー)である。
 
この二人を上手く調合して監督したのがスティーブン・ソーダーバーグ、一連の”オーシャン”シリーズに繋がる”強奪事件”の首謀者である。
 
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この映画にはエルモア・レナードと言う作家が書いた原作がありその映画化権をソーダーバーグ監督が買い付け、俳優のダニー・デヴィートらがプロデューサーとして名を連ね映画化されたそうだ。
 
ミステリーとかハードボイルドとは言わないがプロットがしっかりしていて実に良く出来た映画に仕上がっている。お話が過去と現在を行ったり来たりするのでその場面をしっかり覚えて置かないと、、ウン?ナンで?、となるのだが全てが最後の強奪事件へ繋がって行く道中なので目が離せない。
 
ジェニファー・ロペスは”J Lo”と言われる歌手だがこうして映画出演も多くすっかり映画人に転向だ。もうアラフォーだし最近はアルバムを出すより映画出演が多く、来年の15年には声優やら出演が3本ある。
 
一方のジョージ・クルーニーは若い頃はテレビ畑、映画界へ進出してからも良い作品に恵まれて順風満帆な俳優生活、アクション系とも見られがちだが”マイレージ、マイライフ”や”ファミリー・ツリー”などのじっくり見せる映画での活躍が一番印象深いものがある、、。
 
この映画、ウィキには以下のように書かれているのだが、、、ナンかちょっと映画の主旨と違うかな??
 
銃を持たずに銀行を襲うプロの銀行強盗ジャック・フォーリーは逃走用の車の故障で運悪くフロリダの刑務所に収監される。服役中のジャックは相棒のバディと脱獄計画を企て脱獄するのだが、脱獄中に連邦捜査官のカレン・シスコに見つかってしまう。ジャックはカレンにショットガンを向けられるが、背後からバディがカレンに忍び寄りその存在に気付いたカレンが背後に気を取られる。ジャックはその一瞬の隙にカレンを取り押さえ、ショットガンを取り上げる。バディはカレンを強引に担ぎ上げ、咄嗟にカレンがショットガンを取り出すのに開けっ放しにしたままのカレンの車のトランクに入れる。ジャックもカレンが抵抗できないように自身もトランクに身を投じる。
 
と、、此処まではその通りなんだがそれから刑務所仲間だったモーリス(ドン・チードル)とその仲間が登場、お話の主題はやはり同じ時期に刑務所仲間だった頭脳犯のリチャードがくすねて隠匿している宝石の原石を盗み出そうと言う展開になっていく、。リチャードはウォールストリートを舞台に犯罪でせしめた現金をダイヤモンドの原石に換えて隠しており出所後又、デトロイトの邸宅で優雅な生活をエンジョイしている。
 
カレンも自身で捜査を進めその事をやっと嗅ぎだしクライマックスはこのリチャードの豪邸での対決となっていく、、。好きになってしまったジャックと自分のFBIでのキャリアーと、その狭間で揺れるカレン、そしてその肝心のジャックもモーリスと組んだと見せかけこのリチャード邸へ押し込んで来るのだが、、。
 
始めて見た時はどうもお話が飛ぶので現在地を確かめるのが大変だった記憶がある、、でもこうして再見してみるとこりゃなかなかに凝った映画じゃないか、、それに原作は読んでいないが脚本が良いし何と言ってもプロットと配役が抜群に良い、心地よい一作でした。
 
 
 
 
 
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