初めて見たのは実は映画館の大きなスクリーンではない。オーストラリアへ漂着して大分年月は経過していたがある有線放送で配信されたものを当時は画期的に大きかったテレビ画面で鑑賞したんだった、、それも家族と娘の友人も一緒に。
それから何度となく見ているが字幕付きで見たのは今回が初めてかも知れない。それにしても何回見ても名作は名作だった、。
ストーリーテラーとしてレッド(
モーガン・フリーマン)がナレーションをしているが後年彼は同じように”
ミリオンダラー・ベイビー”でもナレーションを務めている。この彼の深みある魅惑の声色は良く”ディープ・メロー”と表現されるがこの映画でもその魅力は充分に発揮されている。昨今、”吹き替え派さ”と断言する御仁はこの声、発音、言い回しの魅力を捨てて吹き替えされた声に満足しているんだろうか?それともご本人の肉声は知らない??
映画は原作とは微妙に違うがそれでも脚本が素晴らしいしその演出から構想、演技陣、撮影、音響効果などなど
フランク・ダラボン監督の手腕が光っている。この監督、後年やはり刑務所を舞台に”グリーン・マイル”(99年)を撮っているが映画ファンの記憶に残っているのはこの二本だけ、、これはちょっと寂しいかな?
ちょっとウィキを覗いたら日本じゃ舞台劇として何度となく上演されているようだ。14~15年には主役のアンディを
佐々木蔵之介が、レッドには
國村隼が配役されていたとか、、これはちょっと見たくないなぁ~、。果たして壁のポスターになった女優さんは誰だったんだろう??お竜さんだったら見ても良い
*1。
95年の
アカデミー賞では作品賞を始めオスカー像を7個も獲得、IMDbの評価でも9.3と言う高得点を得ている。これは”
ゴッドファーザー”と同得点(IIは9.0)でランキングに投票された全250作品中のトップである。