”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”オーシャンズ8”(18年)

ティーブン・ソーダーバーグ監督/制作による一連の”オーシャンズ”シリーズは確か”11”~”13”くらいまで行ったんじゃなかろうか?この”8”はそれまで首謀者だったダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)亡き後、妹のデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)が女性だけの強盗犯を立ち上げ新たなターゲットを狙うお話だ。

内容的には好きなジャンルなんだがどうもソーダーバーグ手法がワタシ的には外角のスライダーが微妙に外れてアンパイヤの右手が上がらないのだ。過去の作品から行くと”アウト・オブ・サイト”とか”エリン・ブロコビッチ”、”トラフィック”等は内角低めにビシリとフォークが決まった見事な作品なんだが、、。

でも知らぬ間に録画されていたので今宵は野球中継もないし出演している女優陣だけでも見て置こうとTVオン、確かにケイト・ブランシェットアン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーターと早々たるメンバーだった。

 

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史上最強の犯罪ドリームチーム「オーシャンズ」を率いたカリスマ的リーダー、ダニー・オーシャンの妹、デビーは5年8ヶ月の服役の末に刑務所から出所。出所時の面接にて「二度と犯罪はしない。普通の生活を送りたい」と語ったデビーだが、出所後次々と服飾品を盗み出してゆく。

デビーは刑務所にいた5年8ヶ月と12日の間に、ニューヨーク市メトロポリタン美術館でのファッションの祭典、メットガラで高級な宝石を一挙に盗み出すという壮大な計画を立てていた。この計画を実行に移すべく、デビーは次々と仲間を集めていくが、真の目的は単に宝石を盗み出すことだけではなかった、、、。byウィキ

確かに仲間を集めるくだりとかその実効性や手段はこの手の”荒野の七人”(敢えて”七人の侍”とは書かない)を見習っている気がするしそれなりなんだがが途中で3回ほど挫折しそうになりながらも何とか完投した。

要するにアイデアは良くても脚本、演出、それに主演のサンドラ・ブロックが妙に浮いててワタシのストライク・ゾーンからは遠く離れていた。ケイト・ブランシェットだってナニもこの映画に名を連ねる事はないような気がする、、。

別に昔は良かった、、などと言うつもりはないがオリジナルの”オーシャンと11人の仲間”(60年)はシナトラ一家の総出演でラスベガスのカジノを大晦日に襲う映画だった。各自個性派でディーン・マーティンとかサミー・デイビスJrが生き生きしていたっけ、。